Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

空き瓶の山は忙しさの証

28日の土曜日は、ハーフ・サイズのワイン会を含めて忙しくワインバーの棚は空き瓶の列に。今宵は、なにかすっきりとする営業になりました。
不安を抱えながらのワイン会のワイン・リストは
・Bollinger Special Cuve
・Cervaro della Sara'98 Antinori
・Chateau Corton Grancey'78 Louis Latour
・Chateau Haut Brion'78
・Chateau Petrus'78
・Chateau d'yquem'94(Demi)
五大シャトーに劣らない、またそれ以上のワイン会」と題した今夜は原価割れ覚悟の内容に。ぺトリュースの’78があれば文句ないでしょう。やや、ずるさはございましたが随分なご迷惑をおかけした、今回のワイン会。何よりも、ご予約頂いた方に内容変更でもお越しいただけたこと。また、一様に笑顔でお席を立たれたこと。この2点で、私なりには大成功でした。そして、ワインの内容や味わいに関してはコメントをも必要としない程、当然のように素晴らしく。正規料金なら¥70,000−ぐらいは頂きたいアイテムに改めてテイスティングは伸張に。
この他のゲストには
・Sito Rey’94 Gaja
・Cabernet Sauvignon’88 Spottswoods
・Chateau d’Yquem’90
ワイン会のゲストが気を使われたのか、追加のオーダーを、先日に続きバルベーラは力強く、欠品へと・・・・・。カリフォルニアの歴史あるワイナリーは、禁酒法以前よりワインを造り、最高レベルの造り手です。やや、酸味が勝る印象もあるものの、全体にニュー・ワールドの難しいヴォリューム感だけにたよる荒さは消えておりました。
本日2本目のイケムは、やはりヴィンテージの偉大さを如実に。好ましい生産年の’90年は色調こそ穏やかなものの、レモン・ティー、タイムの蜂蜜、べっ甲飴、パイナップル・キャンディー、キャラメルなど多彩で複雑なブーケは官能的で、ただひとつの第1特別級の偉大さを。
また、この日はご依頼頂いていたシャトー・ムートン・ロートシルトの’79’81をお持ち帰りになられ、全体の数字もヴォリュームが出ました。
そして、今夜でアルバイトの大田くんも最後の日に。スタッフ不足ではありますが、随分助かりましたこの場を借りてありがとう。次の夢に向かい、がんばって下さい。

              Sommelier R・Imamura