Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も偉大なワイン達が

昨日はスタート時点は静かながらも結局息つく暇なく最終はグロッキーな状態に。それに見合う素晴らしいワインの数々に致し方無く。
・Chateau La Croix de Gay’85 Pomerol
・Montefalco Sagrantino Pasito’97 Pailo Bea
・Chateau d’Yquem’94 Lur Saluces
・Traminer’67 Hugel
・Cervaro Castello della Sala’99 Antinori
・Crozes Hermitage’89 Alain Graillot
連日のムッシュに私自身も気分をリフレッシュさせていただける時間帯になりました。久々ですがボルドーをお勧めする形でしたが右岸のしなやかさの中にこの’85は芯の強さをしっかりと。比較的生産量の少なめなポムロールだけにお利口な優良シャトーかと。
マダムの合流でここからは極甘口に。状況を踏まえて合わせられるムッシュには頭が下がります。影干しの製法のパッシート、赤の甘口は比較的珍しいもので。サグランティーノ・モンテファルコはドライなものも含めて上質なワインが多く見かけられるウンブリアの雄かと。
〆はイケムで。なんだか成り行きではありましたが、やはり何だかんだと言いながらもやはり若い’94ですら最高峰は甘美な美酒で。イケムのコレクションも減りつつあります。また、探さなければ。
こちらも気を許してしまう(すみません)ワイン・ラヴァー。最終にお会計も失礼いたしましたが、1本目のヒューゲルもリスクをビシビシ背負う儚なすぎる味わいにたどり着いておりました。ウンブリアのコルトン・シャルルマーニにて変えさせていただきましたが、まあやはり当然セイフティーな極上の白。少ない時間しか残されておりませんでしたがローヌを。男2人で、アラン・グライヨもまた通好みのドメーヌ。ややサイズの小さめなクローズではございますが’89の熟れた味わいに今宵のバタバタを終わらせる綺麗な流れだと思っていたのは甘かったようです。
2:00すぎからムッシュのご来店に、お連れのお姉さんもまあ何とも。崩れ落ちそうな私ではありましたがここから今宵3本目の紫煙を燻らす正に留めとなりました。ふう・・・。

      Sommelier R.Imamura