７日の水曜日は相も変わらずゆっくりと、ただ少しずつ立ち上がっていける予感のある日だったのでは。本日はリストのプライスの打ち間違えの、お買い得の１本を ・Ｃｈａｔｅａｕ Ｔｅｒｔｒｅ Ｒｏｔｅｂｏｅｕｆ’８３ 世界遺産にも登録されるこの地「サンテミリオン」は次々と新しい特別な造り手が登場する、美しくまた楽しみなエリアかと。このテルトル・ロトブフも’８２ヴィンテージのブラインド・テイスティングの高い評価により世にでた、まだまだ歴史的には短いものです。オーナーのフランソワ・ミジャヴィルは、ひらめきを持つ人間で借りられる限りの借金をしてワインの醸造設備とオーク樽を購入し、畑の開拓からスタートした現在の夢を掴んだ方かと。この’８３ヴィンテージは、非常に貴重でなかなか手に入らない１本。熟した果実のコンフィやマルメロ、生肉、グリオットなどの香りは多彩で、豊かな膨らみのあるヴォリューム感は優雅で繊細な印象を・・・・・。今宵は、また２年ぶりにお会いした１５キロの減量に成功されたムッシュに気づきませんでした。無理もないとは言われましたが、ゆっくりと１時間ほどお話していたので複雑な心境も・・・・・。 Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
