Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

野心つまる一本

7日の金曜日はダラダラと時間が流れる微妙な一日でした。
とはいえ本日はめでたい事と嬉しい思いが・・・。前者は私共のお客様がソムリエ
協会認定のワインアドバイザーに合格されたこと。後者は一年十ヶ月セラーで寝かせた私の野心つまる一本のワインがご注文頂けたこと。
本日のワインは
・Chambertin’97 A.Rousseau
シャンベルタン村のトップドメーヌ、アルマン ルソーは泣く子も黙る特別な
造り手、また特に彼のシャンベルタンのエチケットはこれでもかとゴージャスな
デザインで私的には憧れ強い一本かと。
また、このワインには思い入れがあり約二年前、先代の山口さんからこちらの
責任者を引き継ぐとき彼が扱っていなかった、こういったクラスのワインをご利用
いただけるように・・と何本か初めて仕入れた高額ワインの最後の一本でした。
ありがたいことに、気が付けば早い物で二年目も残すところ数ヶ月ですが支えて
いただけるご常連の皆様のおかげで、本当にきら星のようなワインをたくさん
扱わせていただけました。ありがたい気持ちでいっぱいです。
トップノーズからかおるスミレのアロマは予想以上に開いておりグランヴァン
しか持ち得ないフィネスが感じとれる一本かと・・・・・・・・・・・。
そして、もう一本の対抗馬として
・Romanee St Vivant’86 R.Arnoux
実をいうとこのエリアではあのDRCよりもリストにいれておきたい造り手かも
ヴィンテージは少し気になるものの、数本あつかったこのワインはやはり期待は
裏切りませんでした。やわらかく広がるザクロとムスクの香りにみたされておりました。
さて、明日はいかがな一日になりますか・・・・・。
Sommelier R.Imamura