5日の水曜日のグランヴァンの勢いはすさまじく。うずら亭さんの満席にて流れて
こられたブルゴーニュの彼女は相変わらず不機嫌な様子でもありましたが・・・。
本日はまずハーフボトルにて、
・Barolo Sperss’88 Gaja
・Ch.Mouton Rothschild ’92
・Ch.Haut Brion’67
そしてフルボトルでは
・Grands Echezeaux’88 Gros Frere
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’79
Vogue
・La Romanee’62 Leroy
どれもコメントが必要な珠玉のワインばかりなのですが色々な意味も含めてやはり
ラ ロマネ’62 ルロワ。このワインのオファーが来たときに一瞬目をうたがった程興味をそそられる不思議な1本かと・・・。
また’02ヴィンテージにてリジェベレールが取りもどした最近のトピックスワイ
ンの1つでストーリー的にもこれ以上ない特上の1本かと。
ただ一点気がかりなのはブルゴーニュの彼女にとっては抜栓にいたるまでの経緯は
納得がいかなかった部分もあられたかもしれないところですがお許しください。
確かに優等生のワインでありあのルロワのテイスティングのお目がねにかなった
ロマネ コンティのすぐ横の畑から生まれたこの’62ヴィンテージは短時間で
丸みを帯び甘く均整のとれたプロポーションは文句のつけようがなく、いわれてみればヴォーヌロマネの際だった特徴はないものの、嗜好品としての頂点に登りつめることのできる1本かと、若輩ながらも心静かに感動を覚えておりました。
また、もう1つブルゴーニュの彼女の名言が<ソムリエにもきらわれる程のワイン
を飲み込んでいる>と・・成る程確かに羨ましい限りのワイン道楽ではありますが
意識高いソムリエは決してそのようには思っておりません。
なぜなら私どもに貴重な体験を与えていただけるある種特別なゲストだから・・・
Sommelier R,Imamura