Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今日は何の日?

2日の水曜日はおかしなもので、昨日とうって変わってビストロ、ワインバーともに忙しく、今日はいったい何の日だろうと首をかしげるような日でした。ビストロはグループプランの団体の方が多く、これはこれで意図している分よかったのでは・・・。
ワインバーでは特集のムートンが一本、
・Chateau Mouton Rothschild‘88
祇園は恐ろしいものでこのヴィンテージがお生まれ年の舞子さんが飲み込まれました。がっちりとしたタンニンが豊富で、グレートヴィンテージの素性が現れ、熟れたタンニンと共に、バランス良くまとまっておりました。彼女同様若々しく、勢いが感じられる一本だったのでは・・・。
またこの日は同業者のバーテンダーさんが素晴らしいワインをお持ち込みになられました。
・Chambertin‘83 Armand Rousseau
泣く子も黙る、ルソーのシャンベルタン。苦しい時代とはいえ、オールドヴィンテージはなかなか手に入りません。香り、味わい共に上質な物でしたが、来店時のお預かりだったため温度が高く、後半味わいがぼやけてしまい、力も落としてしまっていた印象がいなめませんでした。そして彼等がせっかくだからとご注文いただいた、ルソーの
・Ruchottes Chambertin‘83
はいつも通りのドメーヌ蔵出しの安定した味わいがあり、格上の相手を凌いでいたイメージです。残念だったのはこれ程のワインをお試しになられながら、3軒目の私共にてお酒に飲まれてしまった彼だけだったのではないでしょうか・・・。
さて20日のワインの日のムートン‘73ヴィンテージのグラス販売のご予約が少しだけ頂けております。お考えになられている方はお早めにご連絡下さい。

 Sommelier R.Imamura