Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’02’02’81’66

本日のお昼間は、月曜日の分を取り戻すようにジムに。また、その道すがらの 琵琶湖の疏水は やっと掃除が終わり 水が張られて 後は桜の花びらが開くことを待つのみかと。
そして、侍の野球は 8回の4番で 結果が出せなかったことで 結果は残念でしたが。沢山楽しませてくれました。ささ、次はサッカーだ!
で 昨夜も 素晴らしい極上のワイン達が
・Ridge California Ruby Cabernet’66
・Vilmart & Cie Grand Cellier Rubis’02
・Romanee St Vivant’81 Domaine de la Romanee Conti
・Chartogne Taillet Brut’02

ご予約のドクターのお食事のご準備に慌ただしく バタバタと過ごしておりましたが 久々の四国の貴族からのお電話が。改めてお電話を!とのことでしたが 想定をしていなければ追われるな?でしたので 正解でした。10数分後には 2年ぶりじゃなかったかな?のムッシュに 久々のお顔が拝見出来て心より。
もう、既に飲み込んでおられたので 手持ちの最上のものを!とのことで。この意味は勿論 彼らの所有するワインナリーの 最上の1本とのことで 待ちに待った このヴィンテージ’66を。
ルビー・カベルネと言う名称ですが ボトルの底にも持ち上がりも無い 簡素なガラス瓶ではありますが このボトルの状態は最高のもので。先ずはのコルクも綺麗な浸透具合の完璧な抜栓に 味わいも香りにはっきりと熟成香の混じるポートのニュアンスなものの 味わいには驚くほどの若い果実の味わいも。
もうおそらくは出会うことのない 特別なリッジの 超オールド・ヴィンテージかと。また、探していただかないとなあ!
その折にお越しのドクターは 前回のリベンジですが 今宵は待ち人来たるで 有難い限りです。また、こちら目線ですが お話の解られるマダムに 初のお越しですが 感謝の限りで。
ヴィルマールの ロゼのプレステージは ’02で 若いかな?の危惧はありましたが 随分熟れたピノ・ノワールの円く深い味わいがしっかりと出ており 明らかにこれもまた美味しい!と表現されるもので。
お食事も ブッラータに生ハム添え に フォワグラとレンズマメのテリーヌ、春野菜のトマトソースのパスタ、牛ほほ肉の赤ワイン煮込みまで しっかりと。
そのお供のワインとしてはゴージャスすぎますが 前回のシャトー・ムートン ロートシルトの’81 にも 大きく差異が生じる 遂にのロマネ・サン ヴィヴァンが。随分、僕のセラーにも居座っておりましたが これがまた極上の熟れた優美な味わいで。コルクも ほぼ完ぺきな抜栓に オリエンタルなスパイスの香りに 甘く優雅な余韻は 正にブルゴーニュの最上の1本と断言できる 極上の。〆の貴腐はイケムは却下されましたが ドウルトの’07は実は・・・・。これもまた、世界観は大きく異なりますが 中々の甘美な。
そして、こちらも 久々のお料理人さん方が。懐かしいお顔が お見かけ出来 嬉しく思います。何時もながらのシャンパーニュですが これもまた’02のシャルトーニュ・タイエ。これでも 既に希少な逸品でもあるかと思われます。’02のシャンパーニュは やはり 素晴らしい出来で かなり纏まりつつある 段階かと。まま、祇園町を代表されるお料理人さん方でも有られますので ご愛顧いただけることは心より嬉しく思います。
Sommelier R.Imamura