Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

極上のローヌ

本日のお昼間は、不意の義理の妹夫婦の来訪に。何時も通りの流れで 本日の現状店舗の引き取り物と新たなテナントさんへと伺う予定が やや遅れてしまい。ただ、今回は 年頃的に次男は 同世代の女の子姉妹に臆することも無く でしたが長男は やや かっこつけに なるでしょうから 今日の助手席は彼を。我が子ながら 未だ新しいテナントさんには連れて行けていなかったので この機会に。
難しい年頃ではありますが、ひょうひょうとする正確に ある意味期待もしてるんだけどなあ。感性が重要な職業も沢山あると思いますし。
また、新たなテナントは メイン・ウォークイン・セラーの内部の素材がほぼ。来週にかけて 店内の内装の塗料の塗りこみなど 急ピッチで進んでいきます。
そして、夕方からは現状の店舗の移設物の確認を。最大の問題点は 6m近いカウンターを運び出すこととグラス・ラックなども。お三方の業者さんの中で 移設業者さんだけは 難しい表情に状況も理解出来ます!でも、頑張っていただかなければ・・・・・。
で昨夜のご縁の元のご一緒に
・Jacques Selosse Brut Rose
・Hermitage Le Chevalier de Sterimberg’83 Paul Jaboulet Aine 1,500ml
・Hermitage La Chapelle’79 Paul Jaboulet Aine

後半まで何とも苦々しい金曜の晩で・・・・。
福を呼ぶ 久々のムッシュのお蔭で 何時も方からのお電話も。
5名の内 お二人のソムリエさんがおられましたが、久しくお越しいただけていなかった 方でもありましたので 移転に伴う閉店の期にお連れ頂いたムッシュに何時もながら 頭が上がりません。
セロスのロゼ、どうやらマニアック・ワインラヴァーのムッシュも初のものらしく かなり熟成を経たこの高価なロゼも また綺麗なキルシュの味わいに。流石にお待ちしている際にあっという間の 旨いものは早いと言いますか。
僕も合わせると 6名ですので 可能であればマグナムを。と言うか選択肢をお持ちしても全てマグナムだったのですが・・・・。
白の個性を全開に振り撒くステランベルグですが、今回の庫出しの熟成は 意外にとてもとても綺麗に。やや ひね感が特徴でもあるのですが 流石の庫出しマグナムは 意外な一面も見せてくれ。確か後2ヴィンテージのマグナムが自宅セラーに残されておりますので これはこれでまた期待です。どちらも’70年代ですから!
そして〆はブルゴーニュのマグナムの’83を合わせて!が僕のストーリーではありましたが、ムッシュのセレクトは これまた粋な選択で。
ジャブレのシャペルの’79も 非常に熟れた味わいに ブルゴーニュ・タッチにスタイルは健在で。響きの美しさにも人気の所以でしょうが、本当の意味ではこのクラスの味わいを体現されておられる方々が ローヌの魅力に気付かれておられるかと。このエリアもまた熟成したものでしか 得られない世界観が 脈々と。
何時もながら有難うございます。

                Sommelier R.Imamura