Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’94’85

休日も中々のストレスを。長男の 疎かにしていた案件の解決の前に またまた次男と現店舗の雑品の回収に しばしの精を出しておりましたが ぎりぎりで危なかった・・・・。まともや店舗の前にも関わらずの駐禁のオジサンたち”ちょっとまった〜”のぎりぎりのセーフでしたが やはり先が思いやられる。おまけに自宅直前の路地にて僕のミラーがかすかに ご近所さんのお車に触れたようで次男の”当たった!”の一言で ご挨拶に伺うことにも。これが?あたったのかな?ぐらいの状況でしたが 確かに僕のミラーには1cmくらいの傷があったので・・・・。奥様は笑っておられましたが、こちらはまだ何もおっしゃられてこないので・・・・・。
その後は、長男の案件に 考えさせられることも沢山でしたが 兎に角兎に角 人様にご迷惑を掛けずまっとうな人間に育ってほしい!まずは改めて その確認の日曜日でした。
で先週末の土曜日の ご常連さんのお心使いにも等しいご利用と銘柄も
・Volnay’85 Bernard Vaudoisey Mutin
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’94 Comte Georges de Vogue

お早い時間帯のご利用は意外な感じのドクターでしたが、移転の御はがきに ここしかお越しの時間が取れない!そんなお言葉と共に。京響のコンサートの後の余韻も楽しまれながらの久々のブルゴーニュの古酒にもなられたようですが、それにしてもお若い感覚に 変わられないお姿で。
移転を前に少しづつメインのセラーの山積みのワインが減りつつあります。その為、こんなワインが残されていた!のお恥ずかしい状況の確認でもありますが お買い得な形でのご提供にも。
エチケットは赤ワインの染みにもめげずにではありますが、リコルク物でもこれくらい時間を馴染ませてあげると古酒のその風貌ははっきりと。肉厚なヴォルネイの果実の塊は’85の出来の良さも相まって しなやかながらも凝縮感で。
四国からのご夫婦は、先日のお電話で お好みのシャンボールをお持ちしておりましたが 時期的なこともかんがみていただけ ご主人のお人柄も出てしまわれましたかね?素晴らしきブルゴーニュを今宵も。アムルーズ、ある意味でこちらのご夫婦には 是非とも機会が有られたら!そんな銘柄の筆頭だったかもしれない。大分、個人的にはお勉強させていただいた形ではあるものの それでもお安くはない価格であることには間違えなく。そして、この’94は確かに欲を言えばの30年選手がこの造り手の真価なのでしょうが、以前の’00の経験も考えると 今でも ゆっくりとお楽しみいただける ゴージャスな逸品ですよ。ミュジニーにも左程劣らない酸の緻密なスタイルは先のヴォルネイはまた全く異なる贅沢な味わいに 正に恋人たちの大切な時間に寄り添う 出来過ぎたブルゴーニュのアムルーズ。

                   Sommelier R.Imamura