Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

’85 1,500ml

本日のお昼間は、早起きして 予定のスケジュールを前倒しに。懸案の契約書が届くまでにジムに通い汗を流して 上半身の筋肉痛を促して。
その後は、本当に最高の季節だと思う。花粉症の症状がかなり緩和されており、車検から戻ってきた’66のトライアンフに連日キックをするのですが 彼にメンテナンスをお願いすると本当に 別のエンジンのように滑らかに静かに鼓動を刻む様子は 職人さんの存在意義をここでも。
やっと最終の契約書をお届けして、これでやっと全ての書類がお届け出来、明日 出向く予定がまだありますが 本当に長い長いこの4か月間の取り組みが 報われるかと?
で昨夜のマグナムは
・Cabernet Sauvignon’85 Sequoia Grove Napa Valley 1,500ml

前半から お話し相手に興じるお二人でしたが、まま これもご縁でもあれば良きことなのかな?
中盤にお電話をいただきましたが 騒がしい背景に肝心なことが聞き取れず 結局他のお電話をお断りする始末に まだまだ未熟さを痛感し・・・・・。
しかも結局、お越しになられたのは6名様で 受けれたじゃないか!と自暴自棄にもなる始末でしたが 久しぶりの2組の顧客が お近づきになられた昨夜だったようです。
アメックスのブラックカードを所有される、ムッシュに 僕自身初体験のDRCのモンラッシェをもたらしたあの時は まだ大学生だったマダムも もう二児の母親か・・・・相変わらずの御美しさではありましたが。そんなお二人が、微妙な駆け引きをされるお姿も まあ10年来のお付き合いの僕にとっては こっけいでもあり。
ワインのお好みは、カリフォルニアとブルゴーニュの通ずるものはないものの 結局は男性目線のナパを。ただ、今回は’85ですので 気難しいマダムにもこれはこれで素晴らしい逸品では。
セコイアの木が並ぶエチケットは、レギュラーサイズであれば紙のエチケットですが このマグナムではボトルに直接プリントされる やや豪華版で。しかも’85の飲み頃のカベルネ・ソーヴィニヨンは 未だに力を残す酒質ながらも 流石に滑らかに熟成しており ふくよかで上質な熟れたタンニンはボルドーの2級クラスにも匹敵する希少なものでも。
偶にインデントでの珍しいオファーが、頂ける機会に仕入れるアイテムでもある カリフォルニアのマグナムですが 使い勝手も考えると ボルドーよりも重要な立ち位置かもしれない・・・。

           Sommelier R.Imamura