Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ここが ピーク でしたか・・・・・

祝日の休日をいただきました。クリスマス・シーズンに休むとは何とも!と思われるかもしれませんが、実際はどうだったのでしょうか?辛うじての年末の家族サービスが出来たような気もいたしますが。
で月曜日の祝前日は、有り難いことに年末のピークだったかもしれない
・Chateau Montrose’88 St Estephe
・Cote Rotie Brune et Blonde’92 M.Chapoutier
・Nuits St Georges Les Damodes’88 Machard de Gramont
・Cabernet Shiraz’03 Tapanappa Bollinger & Lynch Bages
・Chateau Sociand Mallet’95 Haut Medoc 375ml

・Deutz Brut’88 1,500ml
・Echezeaux’96 Jean Pierre Mugneret 3,000ml
・Chateau Canon’92 St Emilion 1,500ml
・Chablis Bougros’99 Verget 1,500ml

久しぶりに息つく暇も無い晩で。しかも、何件の顧客をお断りしたことになるのか・・・・。めったに無いことなので、申し訳なくも また 何とも重ならなくても・・・・そんな気持ちに。
ただ、そんなことも めげてる暇すらもない下準備もままならない ままのスタートにの忘年会の貸切で。
前半は、こちらも久々のムッシュですが今宵は女性のバーテンダーさんを引き連れて。こうなると もうご職業も?でもありますが、いずれにしても このような男性陣のお気持ちがグランヴァンへと誘うのも事実ですので。ヒース咲く丘のモンローズ ’88は個人的には硬さを残すものの 今宵の後半へのアペリティフとしては幸先良い展開だったかな?
今宵が年内最終とのことでしたので何時もよりは上質な’92のロティ。選択肢は4種ありましたが、こちらを選ばれるのも季節感もあったかな?ぐっとボルドーよりも果実の甘みが膨らむ、これもまた上質すぎる前座でもあったかと。
嫌な予感もしだすドクターのお越しに 0:00までのご利用をお声かけしたのですが、やはり結局最終は 2本でお席をお譲りいただく羽目に。
マシャール・ド・グラモンのダモド’88は、モンローズとの比較も楽しいセレクトかと。やはりブルゴーニュの淡い味わいに ほっと一息つく 瞬間ではありましたが コメントは 酸っぱい との。円い酸が愛らしいのですが・・・・。
その結果が、やはりのシラーズで。このタパナパの上質感も理解はするのですが、まま世界観が全く異なる2種なのでコメントは難しい。まま、ですが重宝するパワフルなシャンパーニュボルドーの融合のオーストラリアかと。
ハーフを さくっ との こちらも久々の和尚さん。テーブル席で申し訳なくも、年内にお顔を拝見出来たのも 有り難く。洗練された感のある ソシアンド・マレは’95が、ある意味 綺麗な飲み頃を。ハーフだからかな?
そして第2ラウンドの 忘年会の3次会の 例年恒例の皆様。今年も本当に心から有り難くのご利用で 正直何とか何とかの 首の皮が繋がった 結果に。
今年はなんと 集計は概算ながらも30名近くのこれまた 記録更新かと。
それでもワイングラスの破損は、僅か3脚かと思われます、嬉しいことではないけれども やはり大分酔われた中での狭い店内に しかも足の長いワイングラスばかりですので致し方ない結果でもあり 社員さんの皆様の素晴らしい人間性に改めて。
乾杯のシャンパーニュのマグナムはドゥーツの’88から、これが注ぎ最中にお人がどんどん増えていかれており 少ない量しかお注ぎしていなかったのでぎりぎりでした。判断は正しかったかな。
そして確か夏前に仕入れたこの3Lのジェロボアムと言うやつですね、今宵は嫁入りで。予想以上に蝋キャップが硬く 何時ものように強引にとはいかなかったので キッチンでパン切り包丁で。
奇しくも 会社の創立に関係するヴィンテージでもあった’96だったようで そんな話題もあり。大きくても流石のグラン・クリュ、やや造り手的には二線級ながらも 伸びやかな線の細いながらも余韻十分な味わいに 今年の晴れの場を飾る4本分としては はまり役だったのでは。
〆の白になりましたが、やはり赤はもう飲めない!とのお達しでしたので。ゆっくりと僕もお供がしたかったので ここでも秘蔵のマグナムのシャブリのグラン・クリュを。やや、進み具合の早い印象のヴェルジェですが このブーグロは 素晴らしく 甘いが芳醇で酸の後押しが優雅だった。
やはりシャブリでも、この特級クラスは もうシャブリでは無いステージかな。
途中、汗だくになりながらのフルーツの皮むきを こなしておりました。ピンク・白のグレープフルーツを結果12玉、ラフランスを6玉、苺を2パック、葡萄を6房。午前中に買いだしたものを全て吐き出した結果に。また、年に1度だけなんです!との東京の社員さんの控えめなリクエストにもお答えできて 良かった。来年はカウンターの椅子を全て撤去にて お待ちしておきます!これに懲りずに是非是非来年も30名超えにて よろしくお願いいたします!

            Sommelier R.Imamura