Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’97’96’95’86’73

本日のお昼間はジムに。僕自身は変わらない毎日を過ごしておりますが、次男は今日が通常の小学校1日目。お昼までだったので、帰宅後は昼食をいっしょに取りましたが どうやらまだまだ”小学校はつまらない!”だそうです。少しでも早く気の合うお友達が出来れば良いのですが・・・・・。
また、ワインのお届けでリオハが。気温の上昇が激しく、今年は自宅地下のワインセラーの動力も3月後半から稼働しております。ワインのお届けにも気を使う季節ももう目前ですが。
モダン・リオハのひとつと言う認識のあるボデガス・ロダ、確かこのロダIIはセカンドの扱いだったかな?それでも’99のレゼルヴァなので意味あるボトルかと。テンプラリーニョ主体の しっかりの中にしなやかさを主張する逸品と期待します!
で昨夜の久々の横に並ぶボトルの画像は
・Sarget du Chateau Gruaud Larose’95 St Julien
・Chateau Lynch Bages’73 Pauillac
・Henriot Brut’96
・La Cote aux Enfants Coteaux Champenois’97 Bollinger
・Nuits St Georges Clos des Argillieres’86 Daniel Rion & Fils

中盤まではまたまた今夜も大丈夫なのだろうか?そんな心配の晩の展開で。
お越しいただいた男性陣は、昨年末以来でしたから 冗談ながらもやや苦言も!今宵のお連れはインドネシアでプラント建設に従事されており阪大卒のエリートでしょうね、それでも日本には年間2月いられないようですので中々大変だな。
グリュオ・ラローズのセカンドながらも’95は、まだまだ硬さも感じられしっかりとその個性を感じさせる前座の1本かな。
儚げなワインをとのことでしたので、’73まで進ませていただきましたが やはり僕のカウンターでは色調ははっきりとは捉えられないもので。ただし、その香りは明らかに今迄の’95とは当然ながら世界観がはっきりと異なる熟成した中々の優良シャトー。難しいヴィンテージの’73ながらも久々の再開を果たした男性陣の会話に寄り添う上質なボルドーのフィネス。
深夜の入れ替わりのようにお越しのムッシュは、ここ数日の大変な行事の責任者を無事果たされたようでお疲れ様でしたが何時もながらの飲みっぷりで。
’96のアンリオも青林檎の味わいが大分ゴールデン・デリシャスのように熟れており、残すところ1本になりましたが やはりあっと言うまなのでしょう。
こちらも興味を持っていただきたかったのですが、ままソムリエールのお姉さんは そんなものかな?
シャンパーニュのボランジェの仕込む赤ワインのスティルワイン。この手の銘柄の抜栓は、シャンパーニュ・スタイルの栓を手で引き抜かなければならないので やや苦手ですが’97もフローラル系の香りに満たされておりました。随分、セラーで忘れておこうと奥に数本仕舞い込んでおりましたが確認も含めての今回の特集の1本。ピノ・ノワールの骨太な彼らの赤ワインですが、これもまたブルゴーニュと言っても支障はないかと。
〆は、’86へ。こちらも安心して抜栓させていただけるダニエル・リオンのニュイのプルミエ。リコルクの形跡も無く、ゆっくりとコルクに浸透する赤ワインの様子が見て取れますが やはり’97から’86へと移行するとそのポテンシャルがまざまざと感じさせられる落ち着いた果実の味わい。大分、今宵も呑み込んだはおりましたがこの しなやかに熟れた味わいが 僕のカウンターの代名詞かと。久々に紫煙もあげておりましたので、酔いました・・・・・。

                 Sommelier R.Imamura