Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’86’83

本日のお昼間は、暑いほどだった。ジムの帰り際はTシャツでもよさそうでしたが、ベスパの風は流石に半袖では無理なので。そんな帰り道の伏見稲荷の参道前には、益々増える観光の方々が我が物顔で横断されており、危ない感覚も覚えましたが 京都に多くの経済効果が有ることは喜ばしいことです。
で昨夜のこれもご縁は
・Chateau La Louviere’83 Graves
・Puligny Montrachet’86 Jean Lamothe

変わらずゆっくりですが、中盤から男性陣が。こちらの業界の方々は、お姿で解ります。ご紹介いただいた北海道の海老蔵ことの方でしたが、彼自身は今年は未だ・・・・。ですが、以前ご一緒いただいた方が思い出していただけのご利用で。
赤の”渋すぎず重すぎず”とのことでしたが、これはまた結局お好みのレンジは良く僕には解りません。ですので幾つかの選択肢を含めてボトルをお持ちして。結局、どうやらピノ・ノワールでは無かったようでボルドーの熟成を。
3本の手持ちだったこのグラーヴのラ・ルヴィエールもこれで最後の1本でした。お利口なパフォーマンスも良好なアンドレ・リュルトンの銘醸ワインは今回も無難に。まあ、お客様には一期一会の1本でしょうが僕には3本ぐらいが新鮮な気持ちを残してお勧め出来る範囲かな?
深夜のお姉さんは、またまた閉店時間など関係なく。
’86の部下のチーママさんになられるのですかね、一昨年の年末に開業された彼女は以前も彼女用に’86のバタールを持ち出されたので僕は直ぐにピンときましたので。
今回はバタールのようなグラン・クリュにはなりませんでしたが、希少であり作柄の良い’86のブルゴーニュの白は何処にでもあるものではないのですが確かに先のルイ・ラトゥールの’86のバタールと比較されると酒質は劣るのも否めない・・・・・。その旨もおっしゃられた彼女にしばしの期間ながら、よくよくワインを呑み込んでいただいた頃が意味が有ったようにも思えて面白くもありましたが 手強くも。だって、以前はボルドー一辺倒だった正に祇園のホステスさんでしたが僕のカウンターで色々なブルゴーニュの古酒を呑み込まれましたからね。まあ、でも’86の当のご本人のお姉さんは甲斐甲斐しくもボトルをお持ちになられたので嬉しくも。
後は、何年かお預かりしていたムートンのエッチング・ボトルをご自身のお店に持ち替えられた。まあ、お気持ちも解りますが個人的にはやや寂しき思いも。きっとお子さんのヴィンテージでしたので、2020年ごろにご一緒に僕のカウンターで抜栓させていただけるものとお預かりさせていただいていたつもりでしたが・・・・・。
まあ、彼女の場合は年に数回ですが顔を出していただけるので まあ良しとしましょう。でもな、何本か無償でお預かりしているボトルもありますが年に1度もお越しいただけていない方は如何とも・・・・・・・・・・。
        Sommelier R.Imamura