Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88’80’73

本日のお昼間は、実は我が家は先週家族がひとり増えておりまして。で、環境の変化でしょうか2日しか経っていないのもありますがほんの少し体調不良を訴えていたかなあ?病院へ。これがまた、すこぶる時間がかかりまして週3ノルマのジムには伺えない状況に。雨の中、小さな家族を抱えた皆さんが列を作っておりましたが まま大丈夫だと思われます。
で昨夜の素晴らしきヴィンテージワインは
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’88 Comte Georges de Vogue
・Veuve Clicquot Ponsardin Cave Privee’80
・Clos de la Roche’73 Pierre Amiot

静かな前半でしたが、中盤にお電話が。それにしても久々でしたので”つぶれたのでは?”との心無いお言葉もいただきましたが、そんな思いの中でもご利用いただけたのは有難い限りです。
確かに新年の華やかさの中ですが、僕のカウンターは閑散だもんな・・・・。
まま、気を取り直しての極上のブルゴーニュへと進んでいくのですがこちらも久々のアムルーズです。今や高嶺の花にも感じられる恋人たちはリストに’99’94’88’85’83と並ぶ全て中々の手が出にくい価格帯ですが素敵な女性を伴われては致し方ない。一般には飲み頃でしょうが、やや硬さも残すのがこの手のグラン・ヴァンかと。ソムリエ・シリーズの大振りなグラスがその味わいを次第に近づきやすくしてくれる流石のお花畑かと。ちなみに先のお店では’09のボンヌ・マールか、造り手は他の一流のドメーヌでもありますがその流れは うーん?まあ良いか。
2本目はそうですね、覚えてますよマダムのヴィンテージが’80だと言うことも。何しろもう何年前かな?僕が初めてDRCの禿山を扱わせていただけたのも彼女のお陰ですから。’84と難しいヴィンテージながら今から思えば信じられないくらいのお買得プライスで。ままそれでも高価な白ワインですが。そんなこんなで’80のシャンパーニュを。このクリコのカーヴ・プリヴェも再オーダーの手持ちもこれで完売に。蔵出しの良さは、流石の一言に甘美な蜂蜜で。先日のルイーズの件では、ワイン商さんとはもめてもおりますが この2本を比較するとその状態は遥かなる時空程の。
深夜の〆のブルゴーニュは、こちらも新年のご挨拶がてらのお越しに感謝いたします。
せんどシャンパーニュは飲み込まれたそうなので、赤のリクエストに’73を選んでいただけるのも久しぶりでしたが このアミオのグラン・クリュは’73らしかったな。珍しいメダイユがエチケットに描かれており、少しお醤油をたらしたような香りが拡がりますが甘味は優雅に口中に。
華やかなお着物のお姉さんに目の保養も新年早々ですが。

                Sommelier R.Imamura