Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’77

連休をいただいたのですが、京都でもこんな災害があるのかと考えさせられることに。呑気に遠出でもしましょうか?と考えていたのですが、本当にゆっくりとしていて正解でした。
それにしても、京都は神様が住むところだから大丈夫!との台詞を色々な方から聞く機会がありますが やはり備えあれば憂いなしと。
嵐山や福知山の被災された方々の一日も早い普段に戻られることを心より。

で先週末のヴィンテージ’77は
・Pommard Les Charmots’77 Jean Michelot
・Chateau Lynch Bages’77 Pauillac

世間の三連休、やはり京都の顧客の方々の動きは緩慢で。まま、そんな理由だけではないでしょうがこの晩も東京からの顧客に救われるような。
何度もご利用いただけていたのですが、こちらのヴィンテージをお伺いする機会は中々なかったような。ある意味お年の差もあられるお二人なので、こちらも色々と勘ぐってしまうのも正直。で解ったのが’77と’64だったこと。まま、それでもそんなに気にするほどでもなかったか。
そして、難しいヴィンテージの’77はどうやらマダムもネガティブな印象は否めないご経験だったそうですが、このリコルクも経ておそらくは10年ぐらいは経っているような気のするこのジャン・ミシュロ。一発でお気に召していただけ。そうですよね、個人的にはやや綺麗すぎる’77ですがリコルクの良い面が出たピュアなブルゴーニュ
2本目は、ボルドーとのことでしたのでふと目に付いたこのランシュ・バージュ。しつこいかもしれませんが、こんな機会もそうそう有られないでしょうから。こちらは、ほろ苦いモカのニュアンスですが完全にオリジナルの味わい。ボルドーの難しさも感じられますが、それでもおそらくはプライヴェートで楽しまれるボトルより数段楽しめる健全なポイヤックかと。
’77は訳あって少しだけストックしてある。ちなみに自宅地下セラーで出番を待つものとしてドルーアンのラトリシエール・シャンベルタンにシャトー・カロン セギュールなんかもございましたが。

        Sommelier R.Imamura