Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

極上のシャンパーニュと白ワイン

本日のお昼間は、梅雨の前に1度だけでもトライアンフのエンジンを掛けてあげておきたい!そんな思いはぎりぎり叶えられ。やや、二日酔い気味ではあったものの小雨の時間帯に辛うじて近所を1周だけ。キック1発でゆっくりと動き出すヴィンテージ’66のボンネビルはしばし梅雨の中休みに入りますかね。
近畿も本日からかなり早めの梅雨入りです。
で昨夜は久々に素晴らしきシャンパーニュと白ワインが
・Veuve Clicquot Ponsardin Cave Privee Rose’89
・Veuve Clicquot Ponsardin La Grande Dame’89
・Puligny Montrachet Les Champs Gain’89 Louis Jado
・Corton Charlemagne’81 Louis Jado
・Jacques Selosse Grand Cru Blanc de Blancs 375ml
前半はさっぱり・・・・。後半勝負の昨夜の晩でしたが、非常に助かりました。苦戦する5月の終盤に現実的に現金でのお支払いは本当に有り難く感謝感謝のご常連さん達です。
シャンパーニュ・ラヴァーのお気持ちは非常によく解ります、本当に美味しい熟成感は正に至福の一時だから。
4名様でしたので、2本目の想定が為されておりご希望に添えて良かったです。クリコの’89が2種手持ちであったことも、僕自身にも興味深い展開が頭にありましたので。意外に原価的にはそれ程差は無いカーヴ・プリヴェプレステージのグランダムだったのですが明らかに個人的にはデゴルジュが早い銘柄の方が熟成感がはっきりと感じられ勿論多彩な香りを持つ偉大なマダムの方が素直に。
比較も難しいですが、イエローラベルで止まっているとこの極上の瞬間は味わえません。
こちらも久々のお二人でしたが、中々飲み込んでいただけ。こちらはジャドの飲み比べになりましたが、先ずはシャン・ガンの’89に白髭’81を。こちらもプルミエとグラン・クリュなので比較もナンセンスですが、やはり飲みごろに達する特級は侮れません。近年の彼の白髭はもう一段スケールアップしておりますが、モカのニュアンスにとろける酸の味わいが上質です。
そして〆のシャンパーニュは希少なセロスのハーフボトル、しかも大分寝かしておりましたデゴルジュの時期も記載されていない嘗てのグラン・クリュ・ブラン・ド・ブラン、こちらも正に飲みごろの熟れた青りんごの甘い味わい。大切に残しておりましたが抜栓すると、儚くあっという間のシャンパーニュかと。
まま、そこがまたワインのノスタルジーなのですが・・・・・。

           Sommelier R.Imamura