Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

鬼門

本日のお昼間は、巣蜂蜜の買い出しと以前から気になっていた店舗の階段の立て付けの修理も。まま、修理と言っても釘で打ち付けただけですが階段を降りられるときに不慮な形で外れたりしても大変ですので。しばし、子供達と大工さんごっこのような時間にも。
そして帰宅後はまたまたワインの配送も。今回はマグナム・シャンパーニュ、現実的なものでとのことでしたのでご予算を確認の上で結局何時ものボランジェに。このボランジェ、実はマグナムになると妙に価格が上昇いたします。NVであれば、レギュラーサイズのx2のプライスが望ましくも思われますが・・・・。
後は納品ですね、1箱の中にシャンパーニュではハーフながらも以前も使用したシャルル・エドシックの’43のレギュラーではメニルの’80’81が。残りは9本のギガルのコート・ディ・ローヌ’94が。こちらも前回同様グラス対応を考えております。
で昨夜の鬼門の選挙前の金曜の晩は
・Enrico Serafino Metodo Tradizionale Classico’01
・Vin de Pays de L’Herault’04 Leon Barrel
12月の週末はやはり忘年会などの絡みで期待はしてしますのですが、今年は選挙前のこの週末嫌な予感もしておりましたが。結局、残念なような展開で骨休みにもなってしまい。
そして後半に何時もの葉巻屋さんが顔を出され、飲み友達のような流れに休肝日にもならず。
僕のお店のシガーは完全に彼の管理した葉巻が届けられるのですが、何時も何の気なしにざっくばらんなお付き合いをしておりますが彼は葉巻の業界では僕よりも年少者ですが重鎮のようです。メートル・シガリエなる称号をお持ちのようで僕も余り詳しくは聞きませんが世界でも希少な存在のようで。
で、珠に彼とはもちろん取引先にはなるのですが今宵のお疲れを過ごす仲でもあり。
残り物ではありますがイタリアのスプマンテでしばし乾きを潤す流れで。このエンリコ・セラフィーノは伝統的なシャンパーニュ製法で2次発酵を行っておりヴィンテージも’01で柔らかい熟成した泡の味わいを楽しめます。まま、いささか泡は希薄になっておりましたが僕たちは気にもしないので。
当然のようにシガーに手が伸びるのですが、彼はプライヴぇーとではほとんど吸いません。ですが、シガレットのチェーン・スモーカーではありますが。
でボトルをあけたのは、白のヴァン・ド・ペイを。数年前に購入させていただいた自然派を歌う造り手のレオン・バレル、’04と言うヴィンテージもあり僕のカウンターでは結局使い勝手の良いものではなかったので・・・・・。
ですが、気になっていた澱の多さも何のことはない素晴らしい芳香とともに滑らかな味わいに昇華しており。中々、肩書きだけでは理解の難しい自然な表現のアーティスト達が多いですがこのヴァン・ド・ペイはほんの少し概念を変えてくれるものでもありました。
ですが、次は中々仕入れることはないだろうな・・・・・・。

                   Sommelie R.Imamura