Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

黒字決算

金木犀の花の香りが今年も。強い芳香に思わず振り返るものですが、冬の訪れを感じさせられます。
そして今年も本日 株式会社 ぶどうの蔵の決算も終わりました。法人化させていただいて3期目になりましたが、昨年の震災の影響もあり昨季は非常に苦しい決算になりましたがお陰さまで今季は遂に黒字決算が成されました。これも一重に顧客の皆様のお陰でございます。今季も既にスタートしておりますが、変わらずサーヴィスに努めますので変わらぬご愛顧をいただければ幸いです。

そして、本日のお昼もワインの入荷がひと箱だけ。税理士さんの手前、また買っちゃったのか!と冷たい視線に耐えましたが・・・・。
グラス・アイテムで現状は’98のランポッラのキャンティ・クラシコを使用しておりますが、その後のアイテムとしての’96のサン・ジュースト・ア・レンティーナのキャンティ・クラシコ。きっと熟成感が愛らしい1本かと思われます。
で昨夜の閑散すぎる晩は
・Pommard’79 Coche Bizouard
・Meursault Hospices de Beaune Cuvee Loppin’82 Mommessin
黒字は正直想定はしておりませんでした、ですが過去2期が赤字決算だったことに慣れてしまうことは本当に良くないな。微々たる額でもやはり黒い数字を眺めることが経営者としては大切なこと、当たり前ですが、まだまだ未熟なノムリエかと。
ちょこちょことオールド・ヴィンテージが市場に見られるビズァールの方のコシュ。もうひとつのコシュには中々手が出ない崇高な造り手ですが、このビザァールですが以前のムルソーの’70’73は正直ややうーん?の味わいではありましたが・・・・。
そんな杞憂な思いはありましたが、今回の’79のヴィエイユ・ヴィーニュはリコルクものながらも意外に素晴らしい熟成感の淡いブルゴーニュ。もう少し馴染ませてあげれば一段と優雅な味わいへと昇華すること間違えないでしょう。1ケースのアイテムですが、これもあっという間の在庫になるかもしれません。
オスピス・ド・ボーヌの白の熟成。’82のムルソーともなれば流石に熟れたシャルドネのとろける味わいに。微妙な時代のモメサンではありますが、期待を込めた逸品で先に1本の使用が安堵のテイスティングになりましたので。このモメサンの寄進されたキュヴェ・ラパン、残すところラスト1本です。

                       Sommelier R.Imamura