Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

セロスのリューディー3種

休日の神戸は散々だった・・・・。特に昼食の中華料理のレストランにて次男が子供椅子になんか座らない!と立ち尽くし、その直後に長男がコーラのグラスを叩いて割った・・・・。恥ずかしかった、でも自分の子供だからきっと僕も子供のころはそんなものだったのだろう。次男は神戸の中心部のストリートで気持ちが切り替わってくれるまで、立ち尽くして15分くらいかな?その後は妻の膝に座ってくれた。テーブルに戻るとクイズ大会で1等になった長男の歓喜の表情が、僕には微妙でしたが。
ですが、それでも秋の神戸は久しぶりで。港町の風は気持ちよく、京都と違ってクラシックなオープンカーなんかも沢山でしかも街に溶け込んでいたな。そうそう、バイクも川崎重工の工場がありましたがスターバックスの前に停められていたZが今までは好みではなかったけど男前のおじさんが颯爽と風を切って走り去ったな。学生の頃に乗っていたCBのK4が懐かしくもありました。ちょうど自分が産まれた頃のバイクに意識した学生時代が僕の古いものへの執着を形成したような気がいたします。そんなノスタルジーにも浸れたので、ある意味では楽しかった。
で先週末の晩は
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’96 Louis Jado
・Jacques Selosse Ay La Cote Faron
失礼ではありましたが、今年も星を得られることはなかったあのニュー日本料理の料理人さん。個人的には獲得の際には絶対に大きなお祝いのお花を送ります!話題に挙げることも申し訳ないですがお連れのムッシュも出されたので・・・・。
また今宵も素晴らしいワインを。ジャドの恋する乙女達は、’96ながら意外に飲める段階と言うのはおかしな表現かもしれませんが料理人さんは旧すぎる必要もないお好みだったので。
香りは外交的に開き味わいも収斂する酸は感じられず。愛らしいブルゴーニュの素敵な1本でしたが後半にお連れのムッシュは開かねいなあ!とおっしゃられ、次のボトルへと。
2本めも赤の予定でしたが、〆は新作のセロスのリューディーへと。個人的には他の2種をテイスティングさせていただく機会がございましたので、このアイが最後の銘柄で。
先の2種は正直まだまだ早く当たり前ですが、特にリーの澱の存在が気になるものもございました。
今回のセロスのラ・コート・ファロン、明らかに青りんごの甘酸っぱい香りの拡がりが上品で落ち着きも感じられ中々の味わい。まま、価格も中々なだけに・・・・・。
恒例のワイン会は年末には出来ませんかね?

                        Sommelier R.Imamura