Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’82’99’76

本日のお昼間は、ゆっくりと。梅雨の晴れ間が続いておりますが、我が家は琵琶湖の疏水沿いに面しておりますので非常に気持ちの良い風がダイニングに涼を運びます。
ですが、懸案の今年の夏の電気不足に改めて考えさせられます。関電のホームページの計画停電の情報も大分細かい区域訳がなされており、甘い考えかもしれませんが祇園町界隈は緩和エリアに選ばれるのでは?そんな短絡的な考えは完全に打ち消されました。微妙な割振りでもありますが、改めて対策を考えるべく状況かもしれません。
相変わらずの政治ゲームに癖壁いたしますが、消費税も大切ですが早急な対応をしていただきたい。経済活動も大切ですよ、先生方・・・・・。
で昨夜のこれまたブルゴーニュ
・Corton Charlemagne’82 Cauvard
・Fvixen Clos de Fixey’99 Charlopin Parizot
・Pommard Les Noizons’76 Jean Michelot
6月も最終の週を迎え、お支払いの懸念も浮かんでおりますが最後まで今月は頑張りましょう。
中盤から入れ替わりの顧客のお越しでしたが、やはり皆々様共にブルゴーニュの晩で。
僕のカウンターに腰掛ける顧客の中でもおそらくは最年少のムッシュかもしれません、今宵はお取引先の社長さんにお兄さんも。ワインの選択には考えさせられましたが、助け舟もいただけましたので結局はグラン・クリュに。以前、何種かのオールド・ヴィンテージを仕入れていましたが最後の’82の1本でした。コルクがするすると落下して行き、リフターで拾い上げる次第でしたが最初の酸のシャープな味わいはトランスバージュにてたっぷりの果実味を。紫煙が4本上がる男臭い時間帯でもありましたが。
久々のマダムは、これまた’85ヴィンテージですので彼女のかなり若い顧客のお一人かと。先日のカミュゼとも近しい存在にも感じられるパリゾのフィサンを。’99は偉大なヴィンテージだけあり若いなりにも豊満な果実のボリューム感で円い酸が特徴かな。
〆のお二人は何時もの。還暦も既に越えておられますが本当にお元気で。
’76のジャン・ミシュロ、こちらのヴィンテージは初テイスティングになりましたが’64’71’73’74’80’82などの記憶からするとやや酸がまだまだ硬い印象が。’76のヴィンテージ・キャラクター通りでもありますが、徐々にしなやかな果実の味わいに変化する辺りが熟成ブルゴーニュのそれかと。

                       Sommelier R.Imamura