Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’90’83’66

本日のお昼間は、花粉情報に忠実に自宅に閉じこもり。自宅ダイニングでもティシューの消費は相変わらずですが、いっきに花粉は飛びきらないものでしょうかね・・・・・。
後、昨日のことなのですがご近所の歯科医院さんにマールをお届けに。珍しいご依頼だったのですが、大きなハウスではあるランソンのブランディーを。個人的にもお恥ずかしながら試したことのない銘柄でしたので1本だけ自宅にも。シャンパーニュのマールか、モエがやはり最大の印象ですが確かに最近は小さな造り手もラタフィアなど見かけるしな。
で昨夜の4本は
・Henriot’96
・Vosne Romanee Les Beaux Monts’90 Daniel Rion
・Chateauneuf du Pape’83 Chateau de Beaucastel
・Chateau Gruaud Larose’66 St Julien
3月の最終の週ではありますが、特に今月は最後までまだまだ油断は出来ない。早く早く桜の開花が待ち遠しい限りではありますが。
前半は微妙ですが、イチローさんの野球が見れてしまった。日本人の活躍は誇らしい限りですが、岩隈投手は苦戦だったな。それ以上に、川崎選手には頑張って欲しい!
中盤から結局4本のボトルを空けていただけることに。相変わらずお強い方々ですが、お話もヒートアップされても。
正に前座の存在でもありますか、アンリオは軽く熟成した味わいが’96の良さです。
エチケットはぼろぼろでしたが、このブルゴーニュも’90は流石に纏まりのあり凛とした姿が感じられます。豊満な果実味に酸の緻密さが美しく。
個人的には今宵1番の味わいのボーカステルかな、余韻にやはりローヌのムスクがティピカルで個性的に口中を支配します。タンニンは熟れて滑らかではあるものの、それでもまだまだ熟成していく酒質の強さが未だに。まま、仔羊のバーベキューソースを食されていたのでこれはまた有りかな。
〆はボルドーの’66を。コルディエ時代のボトルですが、久々の当たりの”王のワイン、ワインの王”でした。残り香にややシャンピニヨンの香りが良くも悪くもですが、ほろ苦く甘い味わいのバランスの良さはこのシャトーの持ち味でもあり’66の存在感も。

                        Sommelier R.Imamura