Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

狭い世間で・・・・

急に寒さがしっかり感じられ11月らしく成ってまいりました。そうこうしている内に今年の新酒も届く頃です。先日は偶然にも解禁の17日にゴルフ・コンペを企画されているムッシュからヌーヴォーのご依頼を。50名様での会のようで、折角なので大容量の樽のご所望もございましたが如何せん最近のボージョレ・ヌーヴォーは受発注のアイテムも多く酒屋さんの御苦労も感じ取れます。
在庫も無く、僕自身も毎年のルイ・ジャドの3Lを1本のみの準備に留まるものですからしばしのやり取りも。結局、何とか何とかこの同一のジャドの3Lを2本だけ見つけることが出来お届けが可能に。最終はコンビニで買うよ!とのメールに非常に申し訳なく 必死にお探しした次第です。
で昨夜の偶然の
・Bourgogne Rouge’85 Jacques Cacheux & Fils
かなり久々のお越しのドクター、もう1年以上ぶりのお姿は最初僕自身も解らないほどの変わられ様で。お体の不調の為しばし間があくとのメールは非常に残念だった記憶も。
何せこちらのドクターは、以前お試しいただいたワインの銘柄も中々強烈なもので例えばジャック・レイノーのシャトーヌフ’78やドン・ペリニヨン’66、シャトー・ムートン’28など僕の経験値にも非常に起因される体験を何度もさせていただけ。ラターシュ’86をお試しいただいたことすら薄れてしまいようなワインを沢山・・・・・・。
まま、お体の具合は回復傾向のようですが健康にウエイトも落とされかなり若返られたような。今宵はしばしのお時間でしたが、またまた年末にかけても嘗てのようなご縁があられれば幸いです。
また、偶にお越しのマダムお二人は意外にもかなりご近所さんだったようです。しかも彼女のお姉さんは自宅近くの歯医者さんの奥様で我が家は子供たちがお世話になる歯医者さんだったようで意外なことは未だに沢山。
後半から話に華が咲く形でしたが、やや進み気味の段階にあるジャック・カシューブルゴーニュ・ルージュ。’85だけに期待も入り混じりで、やや酸の密度は気に成りますがこの時代の希少なピノ・ノワール意外にもご近所の火事の話題が酒の肴になるなんて・・・・・。

                   Sommelier R.Imamura