Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

憂いは晴れず

本日のお昼間はジムのノルマも無く自宅でゆっくりと。ただただ、子供たちが夏休みの為ゆっくりとも中々いかないものではありますが。
また、久々ではあるのですがダイニングのエアコンを稼働することにも躊躇わないくらいの暑さで。
時間帯によっては自宅の表玄関と裏口では明らかに気温差も日差しで感じられますが、やはりお日様の力は偉大かと。
残念な形でのご冥福を祈ることになってしまいましたが、プロ・サッカー選手でも命を落とすことになる夏の日差しには気を付けていただきたい。
で昨夜のうーん・・・のボルドー
・Chateau Chasse Spleen’94 Moulis en Medoc
8月はやはり”にっぱち”と言うだけあって難しい船出に悩ましく。
お恥ずかしながらもI Tunesでダウンロードした映画を鑑賞出来てしまう羽目にもあたりましたがマイケル・ダグラスも年とったな。確かに吹き替えの点が酷評されていましたが・・・・。
深夜にボルドーを。今回のグラス・アイテムとしても仕入れたこのムーリスのグラン・クリュにも通じるブルジョアですが、確かに大体のヴィンテージに於いてその品質は特級クラスを凌ぐものも。
また、’94の熟成感も僕のカウンターで扱われる銘柄達とも相性はよろしいかと?思ってのテイスティングでしたが・・・・・。
時間の経過で幾分穏やかさも見え隠れするものの憂いを晴らすべく仕入れられたこのシャス・スプリーンは非常に硬くアタックの揮発性のアルコール感に膨らみとは程遠い果実のあたり方など現段階ではあまり評価し難い状態で。
ですので、ままたった6本の入荷アイテムながらもしばしセラーの角で忘れてあげることに。半年から1年ぐらいたてばまたその状態やご機嫌もバイオリズムのように上昇するかと祈りながら。
なので、代役はマルゴー村のグランクリュのシャトー・フェリエール’93にて。これまた贅沢だ。

                Sommelier R.Imamura