Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

間違えてしまい・・・・

8月らしい刺すような日差しが肌をじりじりと焼くような本日。出勤時には、何でしょうかね?週末と言うだけかな?浴衣姿の若い方達が沢山 京阪の駅には。男性のぱりっとした浴衣姿も素敵なものです、京都の方は本当に上手に着こなされておらえる方もちらほらと。
また、本日は66回目の広島の原爆の日でしたか・・・・・。広島出身の僕ですがお恥ずかしい限りです忘れてしまっておりました。日々の生活に追われる感覚ながらも物心付くころまで本当にこの日は夏休みの中でも記憶が残っているものです。折しも原発の問題なども含めて色々と考えなければいけない時代でもありますが。
また、自身の扱う生活の糧でもあるワインはほとんどがヨーロッパの農作物であり。原発大国のフランスの進む道も考えると将来は如何に進んでいくのでしょうか?
で昨夜のヴィンテージを勘違いしてしまったワインは
・Pinot Noir’96 Grosset
・Deutz Cuvee William Deuzt Brut’90
・Meursault’76 Coche Bizouard
・Chateau Certan de May’58 Pomerol
8月の週末の始まりは、やはり中々難しい展開の中。後半のあの方々に救われるような感覚も。
先生と呼ばれるのは僕のカウンターでは、ほとんどがドクターのような気がいたしますが今宵はもうひとつ思い浮かぶ職種のムッシュが。
何時もながら中々お探しに苦心する銘柄をひょんな形でおっしゃられます。まま、それもそれでリストを造るものにとっては意味が有るので。オーストラリアのピノ・ノワールにも中々優良な銘柄があるものです、シラーズのあの濃密な爆裂感からすると想像し難いエレガントな熟成のピノ・ノワール。このグロゼットはちなみにボルドー・スタイルのガイヤと言う銘柄でも上質さを誇ります。
明らかに後半の展開ですが、このシャンパーニュは流石の一言で。前日のデゥーツの’83も中々でしたがこの創始者の名を冠したプレステージは’90の偉大なヴィンテージの力を異観なく発揮した名品かと。既に熟れており今正に飲み頃の杏子のお酒の様に。
相変わらずの一つ星鰻屋さんのオーナーさんは、久々に。このところはそれでも月1はお顔を拝見出来ているかな?土用の丑の日は、今年はお手伝いされていなかったようですが・・・・。
連夜のコシュ・ビザール、’76も、また淡い色調ながらも奥に潜む果実の力強さはこのアペラシオンでも赤のピノ・ノワールを十分に美味しくワインに仕上げられる証明かと。
〆は勘違いを。’58は他のあの方でしたね・・・・・。’56のムッシュに自信満々で抜いてしまった。希少な’58のパフォーマンスもソムリエの勘違いで半減かな・・・・。
ですが味わいは素晴らしかった、先日の’24のパルメ同様曇ったカビ臭さなど微塵も感じさせないピュアなカベルネの干し葡萄がイメージさせられ。
でも、だからこそあの方にお渡しすべきだった・・・・・・。また、探すか。

          Sommelier R.Imamura