Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Clos Vougeot

三寒四温、そんな言葉があったな。そんなこの頃ですが、本日のお昼間は久々に何時もの業者さんとは異なるワイン屋さんからのお届けが。
実はお恥ずかしながらも、昨年内で引き取りをお約束しておりましたワインが解決出来ていない件がひとつありまして。
若いワインでの強烈なファンになってしまったドメーヌ・ルロワの’04のヴォーヌ・ロマネ。調子にのって1ケースお取り置きをお願いしてしまい。今回はそれでもやっと4本だけ。のこり8本を何とか急いで解決させたい、こちらの業者さんには非常に申し訳なく。
で昨夜のブルゴーニュ
・Clos Vougeot’97 Rene Engel
・Torcolato’86 Maculan
3月のスタートは、どうも勢いのないゆっくりとした晩で。その分棚卸が綿密に出来たような気がしますが、後半から少しだけ。
お電話でのお席のご確認時には、何とも微妙な形で6名の紳士淑女にカウンターを占拠されていたような。まま、時間をみてご案内出来幸いでしたが。
先日のエシェゾーの記憶も新しいですが、同じ’97のヴージョを。個人的な思い込みでは、やはり同じドメーヌでもエシェゾーとヴージョでしたら前者の方が同じランクでも魅惑的な響きを感じてしまいます。ただただ、今回は意外な答えがございましたが。
エシェゾーに関してはもっともっと魅惑的な香りとヴォリューム感を期待していましたが意外に穏やかでスタイリッシュな姿が見て取れたのですが。逆にこのヴージョは香りの華やかさもさることながら、既に纏まりすら感じさせるバランスの良さとむしろ余韻の大ぶりな佇まいが印象も良く。
お連れのムッシュには、今宵クロ・ヴジョとピノ・ノワールを覚えていただければ。
久々だな、失礼ながら中々長続きのしない嘗ての部下のソムリエさんが。なんだかんだとボランジェにマクランの希少なデザート・ワインまで積もる話もございましたので。
それでもやっと1年半か、今回は頑張って欲しいです。皆様にも多少なりとも迷惑を掛けたのだから、そろそろ石の上にも三年で。まま、偶には飲み仲間に戻してあげてもよろしいでしょうか。そろそろお許しも出ているかもしれないので。

            Sommelier R.Imamura