Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

赤も素晴らしく

3月のスタートは、気持ち思い雨からの。昨夜、宛名刷りも何とか終わらせたダイレクト・メールも本日遅ればせながら皆様の手元に明日頃から。
お近くの伏見稲荷の郵便局に届けてから、1日ですので傘さしながらお稲荷さんへ商売繁盛の御挨拶へとトボトボと。
雨の1日ですが、参拝客を期待してか屋台も少しだけ。思わず和歌山からのおじさんが売る冬?魔オいたけの立派な傘に手が伸びてしまい。でも、本当にわざわざ和歌山から来てるのかな?収支が合わない気がしますが。
で昨夜の2月最終のワインは
・Volnay Santenots du Milieu’96 Comtes Lafon
流石に昨夜は、寂しき展開だったような。確かに2月の余分な1日でもあった気もしますが、支払い等を考えるとこの月曜日は有難い余剰かも。
押しも押されずのブルゴーニュを代表する白の名手。ですが、5.8haも持ってたのか?ピノ・ノワールの畑を。白の8haからしてもその綺羅星の畑名から比較すると確かにやや地味な存在でしょうが、個人的にはこのサントノは熟成させるとやはり赤だろうが白だろうが彼の実力はどれも。
コルクに至っては、全く浸透していない段階でまだまだ若さがはち切れんばかりの想像はされましたが凝縮した果実の味わいにヴォルネイらしいジャムのような甘みを。円い酸は、奥ゆかしくも感じさせ余韻の複雑な味わいへと誘います。
コントの名を冠する、特別なドメーヌはドミニクのその功績があったからでしょうが白ばかりではなく偶には赤にも目を向けてみる機会もよろしいのでは?
ちなみに3月の特集は、今月もテタンジェのコレクションがヴァーティカルで。希少なオールド・ボランジェも高価ではありますが。
白は’92の飲みごろが楽しめるものが興味深く。ブルゴーニュの赤は、’70年代’80年代がやや行き詰る感ですがDRCとドメーヌ・ルロワはとっておきでしょう。
最後にトスカーナのブルネロの産みの親のビオンディ・サンティ、オールドがこのプライスはかなりお得な感がいたしますが。
是非是非、別れの季節かもしれませんが3月の特別な思い出に。

        Sommeleir R.Imamura