Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も極上を

暖かいな、お昼間はダイニングにも暖房が必要ないくらいのお天気でゆっくりと。このまま春の気配が訪れるのでしょうか?ひと月後の桜の開花が待ち遠しくも。
連日の極上のワインになりましたが意外にボトルやコルクのお忘れが多かったのも。そんなものなのかな?
・Cabernet Sauvignon Artist Series’85 Kenwood Sonoma Valley
・Taittinger Collection’88
・Puligny Montrachet Les Pucelles’83 Leflaive
・Chateau de Fonsalette Reserve’00 Chateau Rayas
少しご無沙汰でしたね、何時もの皆様。男性陣が4名でもこちらの皆様ならば階上のいかがわしいお店の存在すら、気にも留められず。それだけのお人柄かと。
結局、ケンウッドの絵画ラベルも無くなりました。’85は地味なデザインながらもシアトル出身のスティーブ・ジェンセンさん。ひょんなことからのムートンの絵画ラベルのお話からのお勧めになりましたが。
やはり幾分熟成の進み具合がボルドーよりも早いカリフォルニアのスタイルは変わらず。ポートの甘みが。
お持ち出しのセギュールの’88で、今宵の展開も少し見えていましたがテタンジェのコレクションも’88で。今井俊光さんだったかな?赤いボトルのコーティングに菊の模様と扇子のバランスは、箱入り娘で気持ちも盛り上がります。流石の洗練された熟成した味わいに、キャビアも美味で。
お次は、ごり押しのようにもなりましたが希少なルフレーヴの’83のピュセル。何度かもう少し若いグラン・クリュはご一緒してますが、久々の十二分の熟成感はのっけから。余韻はやや短めですが、明らかに上質な香りを放つ極上の1本。贅沢にもボッタルガを、ねっちりと。
〆は残りましたが、レイヤスのフォンサレットを。妖艶な獣臭は相変わらずで。’00も中々の飲みごろに入りつつで、嫌な角はとれており滑らかなグルナッシュの凝縮感を。
              Sommelier R.Imamura