Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

つづき

今宵の最上は個人的には、この’59のドルーアンで。シャサーニュの赤ではありますが、流石に’59は格の違いを。もう、この段階で完全にホストのドクター意外は完全に飲まれてしまう展開でしょうか。皆さん既に産まれておられるヴィンテージですが、お目に欠かれるヴィンテージではないの表現通りでありこれがまた美しいルビー色に輝き活き活きと果実の甘みを湛えているのですから。
〆はラランドの’40で、何処まで行くのかの展開でしたが次はマルゴーの’24しかない!ぐらいの勢いでしたので、こちら側も何となくホッとはしましたが。
うーん、難しいヴィンテージですが二度目の抜栓のこのボトルでしたので生きていることは確かで。一応に理解があられる方々で、楽しくこちらも。ワインの方が人間よりも元気かも?の非常に興味深いノスタルジックな晩で。
しばしの休憩でしたが、酔っぱらいの方も今宵はありました。
何時ものムッシュには、ヘビーローテーションのサヴィニー’90を。お財布を無くされ鞄をひっくり返す別件のマダムをしり目に今宵も相変わらずの飲み口で。
そして今宵の〆は、何とも苦いコルクが混入してしまうケンウッドのアーティスタネット・シリーズの熟成で。オーパスもそうですが、何でかコルクが’90年代でも折れてしまうことが。技術不足は否めませんが、そんなものでしょうか?味わいはやや進み気味の理解出来るカリフォルニアのカベルネ。酔われたマダムがしつこくの感じで今宵の不祥事を話されましたが、僕にはこのワインをゆっくりとシガーを燻らせながら。

そうだ、そういえば今宵の貸し切りで空きました全てのボトルをこの中のお一人が全てお持ち帰りで。まま、お気持ちも解りますがお帰り時は完全にサンタクロースのように。マグナムx2もありましたので、随分な重量かと。
後半は酔われて寝ておられた方ですので、こちらも無事だったかな?

            Sommelier R.Imamura