Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

深夜は

年末の流れも有り、久々の友人等の顔出しでビジネスにはならないながらも飲酒量は増えるばかりで。本当にワインだけであれば、まだ何とかなのですが〆の状況にグラッパやマールに手が出始めると本当に次の日に負担がきます。流石に本日は、お昼までぐっすりと。ジムの日ではないのですが、やはり12月はセラーの中がやや物足りなくなる印象で、幾らかはボトルを自宅地下から移動させたい気もあったのですが。
まま、ですがこれからはやや穏やかな晩が続くのかな?
で昨夜の懐かしさもあるワインは
・Clos de la Roche’86 Louis Remy
・Delamotte Blanc de Blancs’97
流石に落ち着き払った月曜日でした。クリスマスや忘年会もひと段落したのでしょう、まあゆっくりと待たせていただく今宵で。
深夜には葉巻屋さんの納品も兼ねた飲み友達で、飲み込んでいると何かお一人の方々がぽつりぽつりと。そうなると狭い祇園町ですので、意外に気付いていないだけで面識もあられる方達との勢いが。
お利口なグラン・クリュの古酒をリリースし続けてくれるルイ・レミー
クロ・ドラ・ロシュがこの価格であれば絶対に買だ!しかも古酒だし。こんなボトルが年末のブルゴーニュの欠品を打開してくれるものに成ります。まま、そろそろ来年の特集からもフライングもよろしいかもしれませんが。
幾分、濁り気味の外観ながらもやや穏やかな酒質は否めず。それでも流石の特級の香りを振りまきながら愛らしいベリーのニュアンスを。
流れて久々のバーに。懐かしい’97のドゥラモットがリストに。1年だけ’96のこのブラン・ド・ブランをグラスで使用した年が。途中から’97に変更してしまい苦渋でしたが、これも随分飲み込んだ印象が。
先日の’96も合わせて未だにミネラルの質感は強固で、早い気持ちになりました。それで心許す仲間達と飲み干す、懐かしいシャンパーニュに長い長い晩はハード・リカーへと手が伸びシガーの紫煙もまた立ち昇ります。

            Sommelier R.Imamura