Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

イヴは

何か本日のお昼は、縁起が悪かったような。毎月のダイレクト・メールの印刷が出来ており、最近知った車で15分ほどの近場に工場があられて引き取りに。目的地にほど近い交差点に本日の告別式の立て看板が。同姓の名が書かれており、何とも不吉なクリスマスの本日でした。ご冥福をお祈りいたします。
で昨夜のクリスマス・イヴのワインは
・Merlot’80 Duckhorn Vineyards
・Jordan Sparkling Wine Company’89
・Corton Charlemagne’00 Louis Latour
・Sito Moresco’99 Gaja
・Vosne Romanee Beaux Mont’02 Jacques Cachou
やはり何と言いますか、ワインバーの形態としての認知と前向きに捉えましょうか?華やかなはずのこの晩も穏やかながらも。まま、それでも何時もながらの方々のお越しには感謝いたします。若干目のやり場に困るのも事実ではありますが。
カリフォルニアのメルローと言えばこの造り手が上がる気がします。しかもハーフボトルでこの熟成は、やはりインデントの非常に大量なオファーのリストから探し出す手間の1本でしょう。何となくややなで肩風のボトルでしたが、しっとりと時の経た味わいは柔らかくただやはり何となく青臭さも残されていたような。
カリフォルニアのスパークリングも、使用出来る時にはお開けしておきましょう。残り1本にはなってしまいましたが、非常にこちらもクオリティの高い滑らかさ。
何時もの芸妓さん、毎年この近辺の晩はドレスにてディナーショウ帰りに。久々に気力が残されたムッシュと共に、白髭を。’00に祇園町にてスタートされた彼女のヴィンテージは有る意味飲みごろにも成りつつ。
ガヤをグラスで。は難しいご注文ながらも、まあこんなボトルも有ったな?と久々のテイスティングも兼ねて。まだまだ、タンニンの硬さは残すものの実際はしっかり目をお好みの方にはこのぐらいの味わいのバランスがよろしいのでしょう。洗練さも兼ね備えて。
お待ちになられたマダムでしたが、深夜の若めのブルゴーニュ。意外に偉大なヴィンテージは、果実味が隠し切れない様子で幾分フレッシュな感覚を楽しめます。まま、この造り手は比較的早飲みも可能な印象がある優良なドメーヌだけに。 R