Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ローヌからボルドーへ

〆のグラッパは3杯になると次の日が、中々辛くなるのは解ってはおりますが調子が良く飲んでいくと何度でも同じ過ちを。
ある意味で尊敬の対象となるバーの方の、新店舗にやっと昨夜はお伺いできたので。楽しい時間はあっと言う間ですが本当に偶にはの機会で祇園町南側の瀟洒な佇まいの路地にて。
で昨夜の偏った産地のボトルたちは
・Chateau Gruaud Larose’92 St Julien
・Chateau Grillet’93 Neyret Gachet
・Chateau de Fonsarette’86 J.Reynaud
・Connetable du Chateau Talbot’90 St Julien
・Chateau Sociando Mallet’91 Haut Medoc
・Corton Charlemagne’99 Bonneau du Martray
前半から意外な展開ながらも今宵は終始男性陣が。目の保養にならない晩で。
結局、ハーフを空けていただく形になりましたがワイン・ラヴァーは皆様色々で掘り出し物を足で探しておられる方も。かなりしなやかではありますが、2級の秀逸なシャトーがこの価格はお買い得かと。
今宵も長い晩になられたのでは?ローヌの特別な白の作り手のネイレ・ガシェ。以前はご一緒に’87をいただきましたが、中々見つからない珠玉のヴィオニエの単一畑。不条理なアペラシオンかもしれないですが、個人的にはひねた極上のシェリー香が。
フォンサレットの’86は懐かしさすら。相変わらずレイノーらしい香りは中々開かない意外な1本ではありますが、抜群の甘みの濃縮感に贅沢な流れで。
同級生ながらも凄いな、確実にステージの違いを感じさせる現状のムッシュですが粋さはうーん?かな。
セカンドながらも流石に’90のタルボは、既に完成されたピークの味わいを。ほろ苦くビターなボルドーも偶にはよろしくて。
お次はオー・メドックの柔らかいスタイルが、綺麗に表現される’91で。強さばかりを求めてしまうとこの辺りのエレガンスには理解が及ばないでしょうが、結局男二人で長々と危うい内容の話題が尽きず。
次回はちゃんと払っていただこう。
プライヴェートは’99の若いながらもグラン・クリュ。久々のマルトレイでしたが、ミネラルの塊も意外に楽しめるものです。ゆったりとした時間でしたから。  R