Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Comtes Lafon

本日の土曜日は、何としても今日ではないといけない用事がありまして。子供たちに起こされましたが、長男のカブ・スカウトの制服を買いに。
九条通りの京都テレサでしたっけ?そちらの館内に京都のボーイスカウト協会の事務所がありまして。なんだかんだと僕のマネークリップから福沢さんが2枚消えていき、ひとつひとつは大したことはない価格ながらもフル装備では初期投資は若干。
いずれにしても大切に2年間かな?使って欲しいものです。
で昨夜の週末の晩は
・Meursault Desiree’98 Comtes Lafon
・Volnay Santenots du Milleu’91 Comtes Lafon
前半からほんの少しのグラス・ワインでのゲストの出入りはあったのですが、金曜を感じさせる雰囲気はございませんで。
中盤からは、顧客の方のご出産のご報告もあり目出度い気持ちになれました。その流れで何時ものマダムの登場は、何とも有難く今宵も飲み友達は確保かなで。
ラフォンのムルソー、残されていたのはヴィンテージ的には穏やかな作柄。よそ様にて他のヴィンテージの照りを感じられ、何度かは飲まれているコントでしたがやはりと言うかやや酸の密度の高さと甘みの穏やかさに高い評価は得られませんでした。まま、この方の言い分も解りますしまたそれ程深い意味合いにておっしゃられている訳でもないようで。
勢い足りない飲み代を2本目に。ラフォンの赤の優良な銘柄。’91ぐらいの寝たボトルはもう中々見かけ難くですが嘗て試した’85などの印象は極上で。白の名手は赤にもまたそのセンスを見せつけます。
今宵はプレゼンテーションの兼ね合いで開けたては、温度の上昇の為ややぼやけてしまっておりましたが徐々にその真価は。
コート・ド・ボーヌの持ち味のジャムのような噛みしめる果実味と甘酸っぱいチェリーの香りは今宵の女神が赤におりていたことを如実に語ります。

              Sommelier R.Imamura