Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

病み上がり

本日のお昼の状態で、風邪はほぼ治ったような気分に。まあ、あれだけ寝てあれだけ寝汗をかけば。学生時代の一人暮らしの頃も風邪をひけばとにかく大量に汗をかいて治していた記憶がありますが、それは未だに変わらず。
何よりもお約束していた温習会に欠席してしまい、ご心配とご迷惑をお掛けしてしまったご常連の芸妓さんには申し訳なく。
で昨夜の病み上がりの晩のワインは
・Louis Roederer Brut Premier
・Brunello di Montalcino’96 Casanova di Neri
土曜の晩から日曜までほぼ食欲を欠いておりましたので、胃の調子はやはり安定せず。こんな晩は、テイスティングすら恐る恐るの感もございますが良いのか悪いのかゆっくりとした晩で本格的にワインを味わうタイミングは後半まで。
ここ数年で気になったシャンパーニュの作り手のエチケットのデザインの変更は王様クリュッグとこのルイ・ロデレール。確か現行はややモダンな小さなサイズのデザインに変更されていたような。そんな折も有り以前に変更前のエチケットのボトルを買い込んでおり。まま、それでもヴィンテージも入っていないこのブリュット・プルミエに於いてそれ程気に留められる方はおられないでしょう。個人的にもこの造り手は、リリース時に既に多少の熟成刊までは行かずともプルミエらしく円みのある味わいに仕上げておられるので。ただ、それでもゆっくりながらも円熟したバランスへと昇華しつつあるような気がしたのは僕だけか。残り後3本だったかな?
ブルネロ、ビオンディ・サンティが好きだそうで。お着物にも刺繍をあしらわれそのお気持ちも解りますが、今宵は分け合って異なる造り手に。’93のリゼルヴァなら有りましたが。
確かにブルネロの生みの親とこの造り手を比較するのはやや酷かもしれませんが、個人的にはより上質で飲みごろを後に控えさせるリゼルヴァよりもこの’96の優良なクラスの造り手に委ねるのも悪くないかと。
柔らかく落ち着いた味わいなのだけどな、イタリア好きには熟成はあまり受け入れられないかな?
まま、2000年代のパワーとは比べものにならないでしょうが。

              Sommelier R.Imamura