Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

一時帰国

先日お出しした妻の時計の電池交換が終わり返ってましりました。正直、僕の手持ちの時計は全て手巻きか自動巻きで電池を使うものとなれば安価なものと思っておりましたが。
今回は完全にメーカーにわざわざ返しての電池交換とは、大袈裟に思いましたが。その点、もう数年前になりますがなけなしの現金を叩いて清水の舞台から飛び降りた’50年代のブライトリングのナビタイマーのファースト・モデルは竜頭を巻くだけでOK。
ただ、問題は数年に一度訪れるオーバー・ホールで中々の時計が買えてしまうコストがかかってしまうことではないでしょうか。
で昨夜のブルゴーニュ
・Chambertin’83 Jean Louis Trapet
・Chevalier Montrachet’95 Georges Deleger
久々に極上のワインを扱わせていただく光栄に預かりました。
そんなワインは、やはり今回も甘えさせていただきましたが今月は本当に来年の仕入れを兼ねた海外からの一時帰国のマダムが久々に。
相変わらずこの方とは、言いたい放題の会話になってしまい申し訳なくも思うのですが今宵も面白い話題に尽きず。
どうやらマダムは例えるならばA群の人種で、私はB群なのだそうです。まあ、要するに異なる人種と切り捨てられてしまいましたが。
今回のトラペは本当にお買い得な1本だったのでは?シャンベルタン村でも、個人的にはかなり印象が良く個人のコレクションにもやはり何本かセラーに寝かされているドメーヌ。
しばしば文献の資料として活用させていただくマット・クレイマーさんの紹介ではかなり酷評されておりますが、オールドの彼のものは何よりも繊細さが際立ちます。近年のものはかなりスタイルを異なるものに仕上げられておりますが。
お疲れの所でしょうが、やはり2本目に。順は逆かもしれませんがシュヴァリエともなればこの流れも問題なかったかもしれません。
でこちらは先のマット・クレイマーさんには高評価を得るドメーヌ。たった0.16ヘクタールしかないこのシュヴァリエからはスパイシーで深い味わい。
どうやら畑は弟さんと半分に分割されているようで、こちらは全てジャドに売られているそうですが。まま、ジャドなら仕方ないか。
それにしてもやはり個人的には涼しさも感じさせる昨夜ではありましたが、白の方が好みかな。
 Sommelier R.Imamura