Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

半分のエチケット

巷では競技用の自転車が流行っているようで。ただ、こちら外観のスタイリッシュさを追求の為前輪のブレーキが外されているものも多いそうで。
その為、時速40kmほどの速度での事故が多発しているそうで。死亡事故まで起こっているようで、確かに自転車にも保険が必要な時代かもしれません。不用意なかたに当たられて命を落とすことも考えれば。
そんなことも考えながらの本日は、久々にトライアンフのエンジンをキックし。猛暑で流石に54歳のヴィンテージ’66の彼にはやや辛い季節でしたでしょうが本日は中々爽やかな風が吹いており。
ただ、僕のバイクも実は前輪のブレーキは飾り程度の効力しかございませんが。
で昨夜の久々の方々は
・Beaune’98 Michel Gauneaux
・Puligny Montrachet’99 Louis Jado
・Nuits Saint Georges Clos des Forets St Georges’90 De L’Arlot
やはりお初のお越しの方には、色々と門構えに関してご指摘を。ただ、ここにも幾らお客様商売とは言え悪意を孕んでおられる方とそうではない方では私自身でのとらまえ方も随分と。
今宵のお二方のムッシュには、最大限の敬意を払わせていただきます。中々、解決の出来ない課題ではありますが一度店内に入っていただくことでの空間の変化でご愛顧いただければ。
この所急にバック・ヴィンテージを市場に放出するマダムの’98は、典型的なボーヌの噛みしめるようなジャムのニュアンス。ここにもまたブルゴーニュ・ラヴァーが。
久々の芸妓さん、そうですね早いものでもう温習会の季節が目前に。今回は何とか伺わせていただきます。
多忙のムッシュの眠そうなお姿に、ボランジェとピュリニを飲み干す姿に酒豪ぶりが伺え。
今宵の最上は、砕けて半分になってしまったエチケットのラルロのモノポールのプルミエ。流石の’90は、基本中身を買う!そんな考え方の私には頷かずにはいられない上質なピノ・ノワール。ミントや獣の香りを振りまきながらも柔らかいストラクチャーで迫り、洗練された絹のような余韻は正に。
強固なニュイ・サン・ジョルジュの中でもこれまた将来のグラン・クリュ候補かもしれません。

               Sommelier R.Imamura