Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ウニコ

相変わらず什器のメンテナンスで悩ましいことばかりが。ワインセラーは、何とかこの厳しい夏もハラハラとはさせられながらも乗り越えてくれ安堵を。
ただ、”ぶどうの蔵”も開業以来もう13年の時を過ごしておりやはり色々とお疲れのもの達も。今回は製氷機と洗浄機の保守契約が昨年の規格から外れてきてしまい。まあ、年間でも結構な額をお支払いしておりましたので若干価格は下がった点は有難いのですがトラブルの内容によっては部品代などの負担が求められるようです。意外に先ごろも細かいトラブルでメンテナンスにお越しいただいておりましたので、将来的には不安もございますが。
で昨夜の久々のスペインの至宝は
・Unico’79 Vega Sicilia
・Moet et Chandon Brut Imperial’80
・Chablis Bougros’00 Joseph Drouhin
中盤くらいからの今宵のスタートは、少しづつお盆の雰囲気からは脱却の感を。
何時もとはお連れの方は異なりましたが、馴染みのマダムは今宵極上のスペインのロマネ・コンティを。熟成した’79は、もう市場でもかなり希少なのでは?当たり前ではありますが、フランスのものとはやはり趣向が異なり幾分イタリアの香りには共通するものも。
凝縮した果実の味わいから熟れたタンニンは、デキャンタージュで飲みごろを十二分に意識させてくれ。
それにしても世界中の銘醸地から必要な銘柄はあるもので、例えばオーストラリアならグランジなどが見受けられますがこのウニコもリストには1本は欲しいもの。久々に自宅地下にもストックが無く、至急の探すアイテムにはなりますが。
続いてはシャンパーニュ、以前もお飲みいただきましたが’80ももう出会いはそれ程ないでしょう?やはり出来ればこちらにお届け出来て幸いでした。まま、モエが話題に出ていたのもありまして。
後半は珍しく大人数での芸妓さん方、奇遇な感じで白ワインに統一されグラン・クリュのシャブリを。
うーん、流石の’00の白は特級ともなるととろける甘みが非常に滑らか。シャブリのカルチャーショックを、望まれる方々にもお届けしたい1本ではありましたが。
まま、その後も相変わらずのシャンパーニュでの〆で。皆様お元気で。

               Sommelier R.Imamura