Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

大文字

京都の夏の風物詩の大文字も終わりました。
産まれは京都ではないので、この大文字の重要性などに関してはそれほど感慨もないのですがここから少しづつ涼しくなり秋の気配と共に食材の豊富なワインも楽しい季節の到来かと。
ただ、今年は残暑厳しく短い秋に厳しい寒さの冬が待ち受けているそうですが。
で昨夜の大文字のワインは
・Bianco Amabile’86 Giuseppe Quintarelli
・Beaune Graves de L’Enfant Jesus’86 Bouchard Pere & Fils
・Chateau Labegorce Zede’88 Margaux 1500ml
久々に今宵は、お一人でのマダムが。決まって何やらのご相談が、なのでしょうがまま解ります。事なき形での解決であればよいのですが、色々でしょうか?
軽くお食事をされながらのポール・ロジェのハーフから。2本目はお好みの甘口を。アマービレ、ソムリエ試験などには出される出題内容にもなるのでしょうか?ヴェネトの偉大な作り手のクインタレッリ、レチョートなどは機会は何度かありましたがこのアマービレでしかも熟成されたボトルは中々希少かと。やや、アモンティリャードのようなナッツのニュアンスも醸し出しながらのトロトロの液体はお隣のゲストに干渉されながら。
こちらも久々のお二人、何より禁煙ではないワインバーは今や希少だ!そんな微妙な褒め言葉でしたが、嗜好品の最たるワインだけに特にシガーはご理解いただければ幸いです。まま、マダムはシガレットのヘビーな方ですが。
お年を10年さばを読まれたヴィンテージをお出しするのも常になりましたが、お盆にキリストの子と言うのもまた妙味があられ。それにしてもこのドクターとの会話は尽きません。
うーん、お電話のやり取りが上手くいかず随分お待ちしました。お蔭で普段は酔うことなどのドクターも既に限界に近く。それでも3年連続での送り火のご利用に心より感謝を。
テュエンポン家の所有のマルゴーのブルジョワ、’88はこのアペラシオンは信頼が高くしかもマグナムならば間違えなど。まろやかにまたほろ苦さも。
今年はお盆は休まず営業させていただきましたが、苦戦は否めず。ただ、やはりこの方たちのように変わらずご愛顧いただけることもあり。来年は?ままどちらにしても大文字は、屋上からも形だけ見えますし。R