Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

これも教皇の

休日は腰痛持ちの妻をほったらかしで、子供たちを従えて太陽が丘のプールに。流石に芋洗い状態でしたが、3時間くらいのリフレッシュにはなったのでしょうか。やはり次男の体力が、出先では問われますまだ3歳児ですので。
その後は久々の外食に伏見稲荷の夏祭りと自宅でのささやかな花火を。普段から日に少しでも当たる部位は何ともないのですが、背中と肩はこんがりロースト状態です。
で先週末のワインは
・Jacquesson Cuvee730
・Meursault Les Vireuils’85 Bernard Vaudoisey Mutin
・Chateau Pape Clement’78 Graves
前半の何時ものムッシュは、待ち合わせのアペリティフにキュヴェ730を。ジャクソン社のこのラインの作り方の哲学は良く私には解りませんが、珍しい感覚のようにも。ベースとなるヴィンテージとセパージュ及びデゴルジュの記載など裏ラベルにはデータは十分に網羅されていてソムリエ的には親切な銘柄ではあるのですが。
まま、個人的には来年の花粉の量が恐怖に感じられる強烈な暑さの今年の夏にはぴったりの酸豊富なスタンダードなシャンパーニュ。生牡蠣が欲せられるのも良く解ります。
”100万!”とおっしゃられるよりも”1億!”と冗談でロマネ・コンティのリスト価格をおっしゃられる方はお初のご利用でも何か親近感は沸くものです。私だけでしょうか?
東京からのお二人は、何ともその関係が本当に読みづらい方々ながらも飲みなれているというか。明確な条件が提示されるワインの選択に迷わずのムルソーでしたが、’85はやりすぎでしたか。
時としてはグラスにも供せそうな、お利口なコストながらもこれはこれでオールド入門編としては非常に近づき易いほどよい照りが。
深夜は、穏やかな土曜で。目いっぱいクラブさんでお楽しみの後の今宵は同級生のお二人。男の性が、全開ではあるものの〆は色気など微塵の私のカウンターで’78のグラーヴ版の教皇を。
’78は例のワイン漫画で苦渋を舐めるような登場があったような記憶がございますが久々の抜栓に何のことはない’78らしいたっぷりの果実味にほろ苦いボルドーの特有のビターな印象も。パーカーさんの評価の上昇の煽りで価格は鰻登りの様子ですが、以前は本当にお買い得なシャトーでしたが。
Sommelier R.Imamura