Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’45

本日のお昼も這うようにジムに。睡眠不足は否めませんが、体内からの気分転換と昨夜のワインを流し出すように。
早いもので自宅の玄関周りのメルローシャルドネは開花しておりました。葡萄の花は非常に細かく線のような姿なのですが、この一瞬の時期しか見かけられないものでヴィニロンの方ならば当然ですがソムリエさんがたでも未だに実際の様子をご覧の方は少ないかもしれません。まあ、この時期に畑に行かれる方は少ないでしょうし。
ただ、恐いのは早くも病気が葉に幾つか。完全に無農薬の我が家の葡萄は、今年も病気と害虫との闘いが始まります。
で昨夜のこれまたオールドは
・Desbordes Amiaud Brut’88
・Chablis’73 Louis Latour
・Puligny Montrachet’99 Louis Jado
・Pommmard Epenots’73 Louis Latour
・Chateau Beychevelle’45 St Julien Jean Cheil
前半から何時ものムッシュがお一人で。もう、お一人の男性のお越しながら以前はその方とやや祇園遊びをされたのに彼は気が付かれなかったことが残念な感じで。
今月の特集のシャンパーニュは、赤ワインの盛況に反してやや低調で。そんなRMのこの造り手は、やはりコルクに価格が反映されてはいるものの理解は可能なプルミエ・クリュ。
フライングの6月用の特集からのシャブリの熟成。もう、きっと下ってる。そんな姿を有る意味期待していたのでしょう。意外な程のモカのニュアンスと甘みの残り方に十二分なパフォーマンスを。
マダムには今宵は、テイスティングも兼ねたジャドのピュリニーを。’99のこの辺りも市場には少なくなっているかと思いますが、まま先の’73があるだけに。溌剌さすら感じさせながらもコクは流石。
今宵も福井から有難うございます。稀少な終戦の年の偉大な’45は、連日のように皆様のご記憶に。まあ、遠方からお越しの方にお渡し出来て幸いです。1本目はいきなり’73からのスタートで。お食事を取られながらのポマールは贅沢なもので、これまた美しい透明感の中に甘いチェリーが。
ネゴシアン元詰めのこのベシュヴェルながらも、昨夜の’28とは異なり完全にポートの姿に。4級の彼らも半世紀の時を越えて。
何ともお買い得なご予算だったのでは? R