Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

暇ながらも

休日は長男の早めの起床に振り回され。毎度のことですが、私の帰宅が長男”青龍くん”よりも遅く妻がまだ起きていない時は朝食をせびられ。普段は、コンビニのおむすび程度ではあるのですが休日で酔いも冷め気味の私は朝からマクドナルドの提案を。
ジャンク・フード、立場的には賛否は有られるかもしれませんが我が家は頂きます。で、朝方は自宅前ではベスパのエンジンはかけられませんので少し押してからタンデムで。清々しくも、まだまだ朝方は冷え震えながらのホット・ドックと何でだろう?ホット・ケーキを頬張る小2の彼でした。
で、先週末の土曜日は
・Taurasi Riserva Radici’97 Mastroberardino
・Cabernet Sauvignon’99 Cuvaison
・Gevrey Chambertin Clos St Jacques’70 Louis Latour
・Chianti Classiso Riserva Rancia’86 Felsina
前半のゲストはご夫婦で。アリアニコ、久々に耳にした葡萄品種。イタリア料理のリストランテでしたら、おそらく確実にリストに網羅されるかと思われます。私のリストには唯一この名前の長い伝統的な彼のものが。若い段階ではパワーと素朴な味わいの直球型の印象を持ちますが、’97のリゼルヴァは落ち着きも持ち始めまたおそらくお求めの味わいの濃密さもまだまだ健在の懐かしさすら持ちえる1本。
久々の大阪のムッシュは、幅広いビジネス展開から現時点では偶然にもイタリアンのバールが稼ぎ頭だそうで。
でもお好みはカリフォルニアのパワフル・カベルネなのです。キュヴェゾンのアート・セレクション、気が付かなかったボトル後部はエッチングの文字でアートは厚みのある素材で仕上げられていたことを。
味わいもコレクション・ラインらしく数年後でも洗練された姿が想像され。
中々、手強い彼らにやや閉口しながらもブラインドにてクロ・サン・ジャック’70を。5月のコンティの会には、随分ご協力をさせていただいているつもりですが。
やや、外観に曇りもございましたが穏やかながらもそのアペラシオンとヴィンテージに理解の持てるものを送り出す老舗かと。非常に稀少な’70と言うのも貴重な経験では?
〆は何となく今宵はイタリアを。偶にはこんな気分も有りです、それでもオールドには拘りますが。R