Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

長い晩は

休日は長男のボーイスカウトと買出しで終わるパターンで。夕食は我が家で顧客のお土産の”蟹ラーメン”と餃子を合わせて。この数日は睡眠時間が短く日・月で極端に寝だめをさせていただくように。
さて、先週末の土曜日JCさんの最終日は
・Pommery Brut’87
・Pommard Pezerolles’78 Roche de Bellene
・Chateau Gruaud Larose’97 St Julien
・Zinfandel’03 Old Wave
・Chambertin’83 Camus 1500ml
・Chateau Olivier Blanc’89 Graves
蟹ラーメンのお土産とDRCを合わせていただけありがとうございます。しかしご利用いただいてる方が仕込んでおられる銘柄ながらもDoux Rouge Charmantと言う商標で。甘口の赤ですが遊び心ですかな。
で’87のヴィンテージ・シャンパーニュは珍しいでしょう?流石に私の自宅で家族と飲んだ時よりはお店での味わいは大きく異なり。
2本目はこれもポテルのプルミエ。’78は目減りが大きくも柔らかく噛み締める味わい。
プロポーズをお断りにになられたマダムは、相変わらずの感でしたがグラスで2級のグラン・クリュの’97ならばお許しいただけるでしょうか。
稀有な感じではありましたが、元サーファーの造り手の仕込むジンファンデルはエチケットも面白みが。明らかに普段のワイン達よりも濃厚すぎてパワフル。
遂に対面?そんな感じのある種のお楽しみ。3+2でしたら、やはりマグナムで。カミュのシャンベルタン’83は先日のシャルム’96の悪夢は何のことやら。贅沢なプリント・ボトルに詰められた最高峰の1本は、穏やかさの中に真の強さを。
もう帰りたい。そんな時間帯のお越しに結局のボトルのご所望にお断りは出来ず。オリヴィエの’89、ヴォリューム感にはやや欠ける存在ながらもボルドーの白の熟成も非常に稀少に。白胡麻の香りが鮮やかに香る中に蜂蜜の甘みを齎すバランスがこれもブルゴーニュとはまた違った楽しみ。ただ、お連れのマダムは最終は厳しい状態だったかも。無事を祈ります。

             Sommelier R.Imamura