Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

La Romanee’84

本日のお昼間は、自宅でダイレクト・メールの宛名刷りを。800枚ほどの顧客への送付に対する印刷は安価なプリンターの為、数時間のほぼ付きっ切りの作業になってしまいます。まあ、その間にワインの棚卸しのエクセルを確認しながらのデスク・ワークを。
で雨の為おっくうになった本日は、ジムへは時間的な問題もありお休みに。その代わりの自宅の私の部屋には、これまた安価なバイシクル・マシンが。流石にジムのマシンとは、何と言いますかこぐ感覚がイマイチではありますが何しろ裸同然の格好で汗を流せるのは素晴らしく。
さて、昨夜も閑散ではありましたが顧客のムッシュのお越しにご入金もあり
・Pol Roger Extra Cuvee de Reserve’98
・Pommard Clos des Epeneaux’83 Comte Armand
・La Romanee’84 Bouchard Pele & Fils
前日は友人のリストランテ・オルトさんのご利用もありがたく、まあ兼ね合いの関係でその後は私のところへは来れない理由は良く良く。
その代わりのような律儀な方です、お食事は生牡蠣とアサリのワイン蒸しと言うお酒のみには健康意識を感じさせられる内容でしたが、正直お顔にリバウンドの様相はしっかりと。
長い銘柄名ですが、要はヴィンテージですね。ここもボランジェ同様に英国王室ご用達のハウスのポール・ロジェ。チャーチルほどの凛とした姿はございませんが彼らの造るラインナップは全てバランスの取れた膨らみのあるキュヴェばかりのような。まだ、若干の若さはございますが数年で上質な熟成感を醸し出す’98は今は生牡蠣に好相性かと。
コント・アルマン、ポマールの優良なドメーヌは以前はオールドなど一切でしたが景気の変調は逆の意味で稀少なワインとの出会いを助長してくれます。ああ、恥ずかしいモノポールだったのですね!クロ・ゼプノのプルミエ?しっかりとエチケットに。こちらもジャムっぽい果実の甘みが。
0.8ヘクタール、最小のグラン・クリュの評価の低かったブシャールのしかも’84。ですがこの価格ならば、そして余韻の弱さは隠しようがありませんが一様に皆様”おいしい”のお言葉を。個人的にも十分楽しめる、淡い無花果のような洗練されたフルーツを。先の’83よりも1年若いですが、ヴィンテージのキャラクターとその時期の造り手の勢いが物語り。