Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

小さくても

本日のお昼間は祇園街の集金と言うか、御茶屋さんの売り掛け回収に。たった2件しかお付き合いはいただけてはおりませんが、これはこれで祇園街でのお商売には避けて通れずまたこれも無ければ幾分寂しさをも感じることになるでしょう。ただ、よく考えれば以前は無かったこのお茶屋さんの売り掛けですのである意味お世話になります芸妓さんには感謝を改めて。
また、本日は花見小路には一力さんの角に10月の温習会の看板等も。その為、車を停めるのに一苦労でしたが都をどりの春と合わせて秋の雰囲気も感じさせるもので。
さて、昨夜は暇だったな・・・・・。久々の顧客のお越しに楽しませていただきましたが、それでもあまりにも
・Echezeaux’02 Jacques Cacheux
・Opus One’03 Mondavi & Baron Philippe
吉野からのお越しのご常連さんは、数ヶ月ぶりでしたが変わられずお元気そうで。京都の秋の気配どころか吉野では昨夜はもう暖房をかけられたようで。それだけ気候の違いもございましょうが、またそれはそれで紅葉も楽しみになるのでは?
そんなムッシュは今宵は念願の。基本、ブルゴーニュのシャンベルタンをこよなくそんな印象の彼ですが色々と試してもいただいております。そんな中で以前からおっしゃられていたオーパス・ワンを。何しろ私のリストではこの人気ブランド銘柄もやや意識の範囲を異なるスタンスで捉えていてヴィンテージが’79’83’84と言う現在の手持ちな為プライスが正直祇園のクラブさん並のものでは?で中々手は出ないでしょうし、そんなことも考えたハーフでの’03の入荷でした。まあ、ハーフでも’95’96もございますがこれはこれでまた強烈な価格で。
で贅沢にもジャック・カシューのエシェゾー’02と合わせて順序良く飲み続け。このエシェゾーは何度か試しており若いながらも既に纏まり柔らかさの中にも獣のニュアンスなど何処かしらエキゾチックなグラン・ヴァン。
オーパスは正直’02で若いヴィンテージは止まっておりましたがこのハーフの’03も上品なトリュフ・チョコレートのような香りがバンバンと弾けだしており流石だな、とやはり感心させられるもので。所有者は変われど変わらないワインの品質にエチケットの記述は何か虚ろにも感じさせられますが、これもこれで時代の流れかと・・・・・・・・。   R