Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ゴールド・ボトル

前日のブランディーを流すような本日のジムでしたが、やはり金曜日は何となく穏やかな様子が。
世間様とは、また行動パターンも異なるこちらの業界かも。
で、最近の我が家のブームはオセロを。長男の青龍くん、ルールを何となく覚え食後のお相手ぐらいですが良い意味での集中力を高められれば。ただ、欲がないと言うか・・・。まあ、私も敢てまだ負けられませんが。嫁は偶にはと負けてあげているようですが。
さて、昨夜の〆のシャンパーニュ
・Armand de Brignac Brut
何とも暇すぎて今宵は、もう店を閉めて早く帰宅しなさい。そんなお告げのように2:00頃には看板をさげていたのですが、あの方からのお電話が。”まだ、元気ですか!”そんなお声にお待ちする気持ちも出るもので。
そしてお待ちすること30分以上でしたが、今宵お連れのムッシュのお誕生日にシャンパーニュのリクエストではありましたがセラーを物色中の私に投げかけられた”アルマンド・ブリニャック”。
有るのはあるのですが、実はかなり以前に並行にて高値で仕入れた1本。良く考えたら現在の価格の倍くらいの仕入原価でもあったような・・・。
でここも本音なのですが”価格相応とはいかない味わい”と言えばまだ聞こえは。正直”美味しくない”と言ってしまえるのもこちらに於いての限定かもしれない。事実、この価格ならば他にもっと素晴らしい熟成したプレステージが。
ただ、ここがポイントですがマダムが飲んでみたい。それに尽きましたが。
アルマンド・ブリニャック、嘗てはセレブご用達のシャンパーニュクリュッグかクリスタルが先行していたのですが、ルイ・ロデレールの広報担当者さんかな?人種差別的な発言に端を発した銘柄チェンジにいやらしい程の輝きを放つこのパッケージ・ボトルはここぞとばかりに。ゴールドにスペードのエースは出来すぎたデザインなだけに如何かとも思いますがラッパーに始まりベッカムさんまでもとここも読める展開ではありますが。
まあ、確かに思い出を刻むひと時には決して忘れさせないインパクトはこやつには。
ちなみにブラン・ド・ブランとロゼがありシャルドネは父と飲んじゃいました。テイスティングも兼て。で手持ちはロゼなのですがこれが輝くピンクのボトルで。価格もも一段強烈です。

              Sommelier R.Imamura