Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

スキャンダラスな

ワインの飲酒量が穏やかだと睡眠時間もやや少なめでも体は調子よく。若干の気温差に喉に違和感は有るものの本日もジム通いを。
お昼間の11:00ごろは年配の紳士淑女の井戸端会議の場に。恐ろしいほどのウォーキング・マシーンの満席状態に健康産業の繁栄を見て取れ。時代に出来れば逆行しない形のワインバーではありたいですが紫煙の問題点などはご指摘の程でもありますが。ただただ精神衛生上の言い訳を。
それから旬のフルーツなのですが、葡萄も早くもスーパーには並んでおりますね。昨日はデラウェアを、最近のデラウェアは以前よりも粒も大きいものがあり中々の食べ応えを。そして今が出だしのアメリカン・チェリーは甘みと酸味がゴージャスでカリフォルニアのピノノワールのように。家族4人で唯一のお昼間のデザート・タイムも次男の食欲の凄まじさにこれからが少し恐いですが。
ちなみに自宅の庭のシャルドネメルローは小さな花を咲かせて少しずつ実に成り始めの状況で。今年は如何なものでしょう?
さて、本日はもうこのへんにして。そんな気分にも為るくらい6月は未だ始まっておりません。2日遊んでしまいかなり不安も感じられますが、今月はどんな展開なのでしょう?
ですので読み終わりました”スキャンダラスなボルドーワイン”について。随分以前の出版でしたが、もっと早く読めば良かったそんな印象を持たせられる面白い内容の。実際のセールス・トークにも使用出来そうなスキャンダラスさに語弊は有るかもしれませんが偶に心を許すゲストには”ボルドーはお金に見える”と言う表現が正しくで。ただ、まあ官能の部分の美味しさはお人それぞれなので幾ら世評が高いボトルにもテイスティングをした上での個人の感想が全てですが。
それにしてもイケム、シュバル・ブランの買収劇、ラスコンブの変貌、確かに’03のラスコンブは何本か仕入れた記憶があります。
またプティ・ヴィラージュも買収のターゲットだったことや、サンテミリオンでランチを取ったあのビストロがこの本の中でもほんの少し舞台になっていたことにも幾らかオーバーラップする感動もございましたが。また来年あたりはフランスへと飛びたい気持ちにさせる素敵な1冊かと。

            Sommelier R.Imamura