Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

厨房機器・・

うーん、花粉症が辛いです。例年以上に苦しんでいるような気がいたしますが、お客様の足にも影響があるような・・・・。
さて、ダブル・パンチのように大きな見積もりが。以前、ネットの書き込みで知り覚悟をしてはいたのですが正直恐ろしい額かと。パコジェット、私ぐらいの調理の知識では残念ながらアイスクリーマーとしてとスープの仕込んだりまあミキサー程度の活躍しか・・・・。まあ、この厨房機器は新品で¥50万くらいするもののようですので、修理が約半額の提示を。正直乗れる話には全く。如何なものかと・・・・。
やはり機械ものは10年くらいが寿命なのですかね?私のトライアンフは40年前のものですが、それなりにお金と手間も掛けられているものな。酷使されたパコジェットには悪いですが、これからお願いしておりますミニの車検もまた恐いですが。
で連日の難しい昨夜の営業は
・Volnay Le Ronceret’94 J.M.Boillot
3月は来月に控えた都をどりのお稽古で逆に2月以上にご利用が制限されてしまう芸妓さんですが今宵は洋装で。お連れのムッシュ五大シャトーのプライス・ダウンにかなり気を魅かれておりましたが白とシャンパーニュ専門のお姉さんに後ろ髪引かれながら。
お隣では大阪からのご新規で。男性お二人ながらもグラスでブルゴーニュを。ここのところベルナール・マルタン・ノブレのヴォーヌ・ロマネ’97で押し切るブルゴーニュのグラスですが、少し浮気もしたかったのでこの’94のヴィルネイも。普段は新地の某ワインバーに通われておれれるそうで関西1の実力を誇る方のお店だけに未だ伺えていない私にとっては興味津々ですが。まあ、それでもここまで熟成した稀少なブルゴーニュは中々グラスではもったいない限りでしょうから迷われながらもヴォルネイに。
特有の粘りある甘みにヴィンテージ特有の穏やかな酸は果実味主体のブルゴーニュ・ラヴァーにはこの上なく。熟成に起因するトリュフのアロマはまた濃密なグラスに篭りながら。

        Sommelier R.Imamura