Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

状態

昨日の営業中とお昼間は快調でしたが、夕方から本日も目のかゆみが絶好調に。今月も一力さんの手形の回収を無事すませて帰宅してからの自宅の2階は全開に。まあ、いつも妻は開け放してはいるのですが本日はこれも影響したかと。
さて、昨夜はいつものムッシュのご来店で素晴らしいワインは飲み込めたものの
・Aloxe Corton’79 Louis Latour
・Chateau Ducru Beaucaillou’87 St Julien
”つぶやき”をご覧いただいていれば、おのずとその晩の売上の数字も見えてくるようで。数日前の厳しい晩の状況を尋ねられてしまいました。何分、正直に書きすぎているせいか日々の動向も手に取るように・・・・・。
さて、今宵もお食事は済まされての二件目ではありますが徐々に調子は上がられたようで。
ルイ・ラトゥール、歴史有る老舗のネゴシアンだけあり未だに熟成したブルゴーニュの古酒が見つかり。今回は先日新たな業者さんからのオファーにレイヤスを見つけ合わせて購入した村名ワイン。’79ながらもおそらく数年前にリコルクされたこのボトルは素晴らしくピュアな香りを放ち薄く透明にも近いボトルから透けて見える色調には期待は大きく。特級のコルトンには劣るものの愛らしくスリムないでたちに好印象を。
後半の落ち着きにムッシュは、疑問を投げかけられましたがそれも好みの問題でしょうかと。
2本目はボーカイユー、”ありがたい小石”との名の通り確かにジロンド河に臨む川沿いの丘に立つ他のシャトーとは少し離れた存在だったような。小石は水はけを促し、太陽光を吸収し日が沈んでからも放射熱を放ち葡萄の実を完熟へと誘う。
こちらはアメリカ周りの1本ながらもコルクにも影響はなさそうで、サンジュリアンらしい優しさが。余韻のほろ苦いビターなニュアンスに今宵の2本の流れが理解出来る上質さが。
贅沢なフランスの宝物かと。

               Sommelier R.Imamura