Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

忘年会ですか

どうしても日々の生活のリズムの為か休日の家族サービスもスタートが遅くなってしまい梅小路公園で子供達のエンジンが掛かり始めたころには太陽も陰り始めた時間帯で。まあ、それでも帰りきれない限られた人数の子供達と親御さんでアスレチックは貸切状態で。
さて、先週末の土曜日は前半はゴッド・ハンドのドクターのお相手に終始し中盤からが本番でしたが後半に勢いは削がれてしまいました。
・Caillou Blanc Chateau Talbot’98 
・Chateau La Louvieres’93 Graves
・Charmes Chambertin’88 Camus 1500ml
・Clos St Denis’96 Bertagna
二転三転してしまいましたが、やはりこの晩は早めの忘年会が始まっており。最初は10名様ほどの貸切に近い状態のご予約も半減したり、その間に複数のお人数のご予約が幾つかいただけ残念な形でのお断りもございましたが結果的には何とか切り抜ける形に。ただ、まあやはり二件目のご利用がほとんどでもう一押しに威力に欠ける形では。
開業医のマダムの団体さんは、前持った価格のご指定はありがたく。微妙にチーズ等の追加が多かったのにはハラハラさせられましたが。
スパークリングにてお時間稼ぎをさせていただき、白の気分転換には最適なタルボのちょっと熟成。そしてグラーヴのこなれた味わいに流れながらの最後は上質なシャルムを。やはり12月にはマグナムが手元にあれば安心感を。グラスの手配や洗浄に追われている場合ではないので。それにしてもカミュのグラン・クリュはお値打ちです。ただ、業者さんにより価格が随分異なるのには考えさせられます。
久々のマダムですがボルドーブルゴーニュでのしがらみに。お連れのマダムにブルゴーニュの味わいの表現で”しゃばい”と。解からないではないですが最も残念な表現かと。そこでそんな感覚を打ち消すブルゴーニュを。確かにボルドーに比べればなのですが、それなりの造り手のそれなりのヴィンテージの素晴らしいグラン・クリュであればきっと。出来れば価格もそれなりですが。
個人的にはやや若い段階ですが、ベルターニャの’96のクロ・サン・ドニは期待通りで教科書通りのふくよかであり華やかで余韻に酸とタンニンが綺麗に織り成すピノノワールの美しさを。もちろんしゃばいなどとは。 R