Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

良き計らいであれば

月末の金曜日は、中盤までで急にストップが掛かってしまい。意外な程終わりがすんなりと来てしまいそうでしたが、ダラダラさんに引っ張っていただくような・・・・。
・Chateau Leoville Las Cases’80 St Julien
前半からの流れもスムーズでしたが、今宵は何となく皆様がブルゴーニュで。あまりお飲みには為られないママさんの最近は私はブルゴーニュしかお店にもないのよ、とのお言葉には時代の変化も感じさせられますが一体どんなバーガンディを置かれているのかは興味深いのですが・・・・。
さて、遅れてこられたドクターとお姉さんは私の不手際で以前失態を演じてしまい。兼ね合いのあられるご常連の皆様にも幾分摘めていただく心苦しい展開でもありましたが結果ご一緒いただける機会がいただけたと思うと。
先生はいつものご様子でスペインとも思惑でしたが、選択肢として1本目はブルゴーニュとスペインを。マダムのお好みを鑑みるとスペインでもかなり熟成したリオハやウニコなどならまだしも・・・・・。なのでニコラ・ポテルの’82を。残り4本ほどの在庫になっておりましたが、やはり使い勝手の良いそしてお客様にも大きなご負担にはなられないお利口な熟成感を。
案の定2本目の流れでしたが、お時間にもやや問題がございましたのでマダムの遅刻にも納得がいかれるワインが必要かと。勝手な思惑だったかもしれませんがヴィンテージ’80のラスカーズを。スーパー・セカンドとの呼び名すら受け入れがたいオーナーさんの思いも理解はできますが、それ相応の素晴らしい味わいに改めて’80ながらも評価をしてあげたい。ここのところ’80のお姉さん方のお顔が幾人か頭に浮かびますが、丁度そんな世代に差し掛かられるところなのでしょうか。個人的にはドン・ペリニヨンの’80が最もでしたがランブレイやパルメ、あとはバタールのルフレーブなどが今年の記憶にも。そして極めつけはセギュールの’80が手に入ったこと。タイミング的にはやや遅かった気分ではありますが、私では見つけられなかった1本だけに一段と興味深い。

            Sommelier R.Imamura