Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

はりねずみ

相変わらず穏やかな晩に悩まされながらも。昨夜はどうも同業者さんの動きが感じられ。先日ご紹介したリストランテ・オルトの谷村くんがお礼も兼ねてとのご利用でしたがオープンしたばかりなのにお休みなんて取っている場合ではないのに。まあ、それでも自然体の彼がらしいのですが。
うーん、どうも料理人さんとの相性はまだそれなりなのですがソムリエさんには。悪気は無いのかもしれませんが少し愚痴りたくなるような物言いも含めて、どうなんでしょうとしっかり書きたくもありましたが大人気ないと言うか性格がゆがんだ私を披露するのもなんですので。
・Monthelie’96 Louis Jado
こちらは中々素敵なオーダーのされ方を。明確にご予算とブルゴーニュの指定をされ。ただ、リストには見合う価格のボトルが1本も見つけられない状況に。ただ、それでもこちらが勝手に相性を決め付けさせていただいただけかもしれませんが言葉の使われ方を良く良くご存知で。思わずワインの日価格以上のお勉強をさせていただく次第でしたが、これもご縁の形と利を得るスタイルは様々かと。
ルイ・ジャド、ブルゴーニュ好きの方なら巨大な造り手であり露出と価格も幅広いライン・ナップを持つ為か知らない人もいないくらい。その為フッと流されてしまいがちですが、やはりこれも熟成が為せる技かと。もちろん個人的にも好きな造り手でもありますが。酸がチャーム・ポイントで、愛らしさの中に実は繊細な果実味と酸に伴うタンニンの質が艶やかで。うーん、もう少し仕入れましょかね。
話は変わりますが今月のカウンター・バックとDMの表紙になりました物憂げな女性がワイン・グラスを傾ける絵はある顧客による原画をいただいたもので。柔らかいタッチで色使いも暖かく、失礼ながらもこの方がこんな絵を描かれるなんて!と思ってはおりました。そんな兼ね合いで駄目もとでお願いした私自身の作品の依頼でしたが、届きました。素晴らしくファニーと言うか笑わせられるハリネズミ・ソムリエが。人物画をお願いしたつもりでしたが。合わせて後2作作成していただけたようで、これがまたとてもとても。ワイン同様、主観的なものではありますが是非是非手に入れたく。ただ、価格をご相談せねば・・・・・。えと、ちなみに今回のものは来月のカウンター・バックにてお楽しみいただければ。ダイレクト・メールにも。ありがとうございます。 R